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鎌倉市、学校と行政の架け橋となる「教育行政職」を募集
2025年9月16日 17:00
エン・ジャパン株式会社は、神奈川県鎌倉市と連携し、教育委員会の専任ポジション「教育行政職」の公募を開始した。募集は、採用を通じて社会課題の解決に挑む「ソーシャルインパクト採用プロジェクト」を通じて行われる。
教育行政職の役割は、教育委員会の一員として学校現場と行政をつなぐことにある。市内小中学校の声を反映した施策を立案・実行するほか、行政事務を通じて学校運営を支える重要なポジションとなっている。今回の複数名募集は、鎌倉市が目指す「子供が主役の教育」をさらに推し進めるためのものだ。
鎌倉市は2025年に新しい教育大綱を策定し、「誰もが学びの火を灯し続け、生涯にわたり心豊かに生きられるまち」をビジョンに掲げている。教育改革を推進する高橋洋平教育長は、文部科学省や外資系コンサルティング企業での勤務経験を持ち、教育委員会の改革を牽引。教育行政に専念する人材を配置するために「教育行政職」を創設し、民間からの人材登用も進めてきた。
鎌倉市では、公立小中学校教員を全国から公募する制度のほか、不登校に配慮した「学びの多様化学校」の開設、ふるさと納税を活用した「鎌倉スクールコラボファンド」などの取り組みも進めている。高橋氏は、「伴走する教育委員会」として主役である学習者を支え、励ます姿勢を示し、応募者に対してもその理念を共有してほしいと呼びかけている。
募集期間は9月16日(火)から10月14日(火)までで、応募は「AMBI」「エン転職」のWebサイトから可能だ。エン・ジャパンは、ソーシャルインパクト採用プロジェクトを通じて鎌倉市教育委員会への転職を果たした小泉志信氏のインタビュー動画を公開。特設ページやWeb広告に加え、求人サイトを活用した幅広い層への周知を図っている。
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