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社会人から教員へ、学芸大がリカレント事業で受講生を募集
2025年8月19日 08:30
国立大学法人東京学芸大学は、神戸親和大学、認定NPO法人Teach For Japanと協働で社会人を対象にした「教員・教育支援人材育成リカレント事業」を行っているが、2025年度は8月25日(月)まで受講生を募集中だ。プログラムの期間は9月中旬から2026年1月までで、教員免許の有無を問わず参加できる。
同プログラムは、教育に関心があり、教員や教育支援職への就職や転職を検討する人をはじめ、在職中のキャリアアップを目指す人など教育分野での活躍を目指す人に、専門的な資質・能力を育むカリキュラムを提供する。人材不足の学校現場に雇用創出を支援し、臨時免許や特別免許の交付で学校教員としての入職も可能。
コースはⅠの「学校現場に関わろうコース」とⅡの「東京限定・春から先生になろうコース」の2つ。総授業時間はどちらも120時間で期間も同じだが、実習先や就職支援などが異なり、Ⅱは特定地域で2026年4月から教員(免許取得済みまたは臨時免許などの交付による)として就職を希望する人が対象。受講料は5万円で、今年度もパイロット事業のため、学芸大が受講料を一部負担した上での金額となる。
講義はZoomによるリアルタイムオンライン講座形式で実施するが、小学校で行う平日2日間の現場実習「教育改革実習」(対面)への参加も必要。120時間の講義に参加して、課題を提出することも参加条件となっている。
募集人数は「学校現場に関わろうコース」が50名程度、「東京限定・春から先生になろうコース」が10名程度で、定員に達した場合は募集期間終了を待たずに締め切ることもある。応募要項を確認して申込フォームから申し込んでオンライン面談の予約をし、面談後に受講案内と受講料の振込先を知らされる。
なお、この事業を協働で行う神戸親和大学は通信教育部で多数の教員採用実績があり、Teach For Japanは教職免許非取得者を学校現場に送り出す就職支援において実績がある。
さらに、プログラムを修了すると神戸親和大学通信教育部への入学金などが免除され、プログラムの一部科目を教員免許(幼稚園・小学校)取得のために必要な単位として読み替えることが可能だ。
●受講生インタビュー