ニュース

探究の「アイデアが出ない」を3枚のカードで支援、中高生向けWeb教材「マジカルイデア」

中学生や高校生の探究学習やアントレプレナーシップ教育で活用できるWeb教材「マジカルイデア」(出典:スタートアップポップコーン株式会社、以下同じく)

スタートアップポップコーン株式会社は、探究学習やアントレプレナーシップ教育に取り組む中学生や高校生を対象としたWeb教材「マジカルイデア」の提供を開始した。

マジカルイデアは、3種類のカードを組み合わせ、楽しみながらビジネスアイデアを考えるきっかけをつくる教材である。例えば、「高齢者」「スポーツ」「サブスクリプション」といったカードから、以下のような問いを生み出すことができる仕組みだ。

■カードの組み合わせから生まれる問いの例
・高齢者がスポーツを楽しむうえで、どんな困り事があるだろう?
・毎月お金を払ってでも利用したいサービスって何だろう?
・健康だけじゃなく、コミュニティづくりにもできないかな?
3種類のカードを組み合わせて、さまざまなアイデアを考察

同社は、大人であれば、これまでに見てきた商品やサービスや仕事の経験、社会人として得た知識など、さまざまな「材料」を組み合わせてアイデアを考えることが可能だが、社会経験の少ない子供たちにとって、その材料自体がまだ十分ではないことに着目。完全にゼロから考えるのではなく、アイデアを生み出すための「きっかけ」を渡す仕組みとしてマジカルイデアを開発した。

マジカルイデアは、カードを引いてビジネスアイデアが完成する教材ではない。3枚のカードを入り口として、「誰のためのビジネスなのか?」「その人には、どんな困り事があるのか?」「どんな商品・サービスなら解決できるのか?」「どうやって収益を生み出すのか?」という問いを重ねながらビジネスアイデアに発展させるのが特徴だ。

同社によると、アイデア創出時の主な課題には「自分自身のニーズに偏る」「収益モデルがワンパターン」「現実離れしたアイデア」があるという。マジカルイデアでは、「属性」「テーマ」「ビジネスモデル」という3つの視点を組み合わせることで、アイデアや発想を深められるように工夫した。

アイデア創出時の主な課題

教材はWebブラウザーで利用でき、専用アプリのインストールは不要である。教員が授業用のルームを作成し、生徒が参加コードを入力して利用する。教員は生徒の進み具合も確認でき、考えが止まっているグループなどを把握しながら授業を進められる。

Webブラウザーで利用でき、専用アプリのインストールは不要

授業では、カードを決めた後に対象となる人の課題を整理し、商品やサービス、収益の仕組みを組み立て、最後に発表する流れを想定している。条件を途中で変更し、最初に考えた案を見直す「ピボット」の要素も取り入れた。標準的なワークショップは90分程度を想定しており、授業時間や目的に応じた調整も可能だ。

マジカルイデアを活用した学習の様子

さらに、考えたビジネスプランにはAIがフィードバックする機能を用意している。教員がビジネスの専門家として答えを教えるのではなく、生徒に問いかけながら考えを深められる授業を目指した仕組みである。

同社では、マジカルイデアの導入相談を受け付けている。対象は、小学校から大学、専門学校、自治体や教育委員会、教育事業者、企業などで、「授業でどのように活用できるのか知りたい」「まずは教材を試してみたい」「学校・自治体向けに説明してほしい」といった相談にも対応するという。