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文部科学省、探究に関する概念や学習プロセスを整理した資料を公開

文部科学省 教育課程部会 生活、総合的な学習・探究の時間ワーキンググループが、2025年12月26日に開催した部会資料を公開(出典:文部科学省「生活、総合的な学習・探究の時間WG(第3回)資料」(2025年12月26日)

文部科学省では現在、次期学習指導要領の改訂に向けた議論が進められている。こうした中、中央教育審議会初等中等教育分科会 教育課程部会 生活、総合的な学習・探究の時間ワーキンググループは、2025年12月26日に「探究」の概念や内容を整理した資料を公開した。

同資料では、「探究」および「探究的な学び」の概念整理のほか、学習プロセスや教科との関係性が示されており、総合的な学習・探究の時間を中心とした学びの在り方について議論の整理が行われている。

同部会は、「探究」という言葉の概念が抽象的で、教育現場で共通理解が得にくいという課題から議論が行われた。資料によると、探究について「実社会・実生活との関わりの中で見出す自己の興味・関心や問題意識に基づき課題を設定し、教科等の学びを必要に応じて活用し、試行錯誤しながら、課題解決を通じた新たな価値の創造を繰り返していく学習プロセス」であると整理されている。

また「探究」と「探究的な学び」の違いも整理された。資料では「課題」「手続き」「成果」という3つの視点から、学習者が自己決定できる裁量の度合いに応じて、整理する考え方が示されている。

さらに、探究は総合的な学習・探究の時間のみに限定されるものではなく、各教科の学びと相互に連携するイメージや、さまざまな探究のあり方と探究のプロセスに関わるイメージも資料で提示された。

探究の在り方と探究のプロセスについて(イメージ)(出典:文部科学省「生活、総合的な学習・探究の時間WG(第3回)資料」(2025年12月26日)

特に、興味・関心に基づくアイデアを試行錯誤しながら作品(アプリケーションや具体物)として創り上げる「創作者(クリエイター)」としての経験を積み重ねていくことが重要とし、「創作系」の取り組みに関する意義が示された。