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中高生が「早起アプリ」や「ロスゼロ弁当」などの起業アイデアを発表、岡山大学が「アントレクエスト2025」を開催
2025年8月27日 15:00
国立大学法人岡山大学は、岡山理科大学および株式会社Armoryと共同で、中高生向けの起業体験イベント「アントレクエスト2025」を8月21日に岡山大学津島キャンパスの共創イノベーションラボ「KIBINOVE(きびのべ)」で開催した。
同イベントは、RPG(ロールプレイングゲーム)の形式を取り入れながら、参加者がチームを組み、起業のプロセスを一貫して学べる教育プログラムである。アイデア出しからビジネスモデル設計、仮想資金を使った資金調達交渉、プレゼンテーションまでを通じて、自分の考えを社会に伝える力を育むことを目的としている。
当日は、小中高生と大学生フェロー(指導員)を含む約30人が参加。午前中は講義とチームビルディングを行い、午後には各チームでビジネスアイデアの構築と仮想資金の調達活動に取り組んだ。
発表されたアイデアには、「絶対に早起きできるアプリ」や「ロスゼロ弁当」といったユニークな提案があった。前者は、起きてから50歩歩かないとアラームが止まらず、歩いてポイントが還元される仕組みを取り入れており、後者は食品ロス削減と地産地消を同時に実現しようとする取り組みである。
また、人物認証と在庫管理を組み合わせて転売を防止する仕組みや、シェフを学校に招待し、給食を「おいしく食べる体験」を提供するサービス、子供と大人が協力して授業を企画する「共同コンサルティング」の構想なども発表されている。
短時間で構築されたとは思えない内容に、参加者や関係者からは大きな拍手が送られた。参加者からは、「ゲームのように楽しみながら学べた」「将来自分も起業したいという気持ちが生まれた」「チームで協力してアイデアを形にすることの大切さを実感した」といった声が寄せられた。
同イベントは、内閣府「地域中核大学イノベーション創出環境強化事業」の一環として実施しており、AI時代を生きる次世代の子供たちに求められる創造性や協働力、自己表現力を育む場としている。
岡山大学は今後も地域や多様な機関と連携し、若者が自らの可能性を発見して挑戦する機会を創出する方針だ。