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AIと英語で育む小学生の起業家精神、アライブが実践プログラムを実施

アライブイングリッシュスクールが、2025年8月6日~8日の3日間、小学校3年生~6年生を対象に「起業家育成(アントレプレナー)プログラム」を英語で開催

株式会社アライブが運営するアライブイングリッシュスクールは、2025年8月6日から8日までの3日間、小学校3年生から6年生を対象に「起業家育成プログラム」を英語で開催した。同プログラムは生成AIを活用し、子供たちが自由にビジネスアイデアを考え、形にするまでを体験する実践型の取り組みである。

子供たちは社会課題や身近な関心をもとにオリジナルのビジネスプランを設計した。例えば、カラスの習性を利用して人に嫌われない存在にするための装置や、子供だけが行ける本屋、購入したアクセサリーを身に付けて撮影できるショップなどを考案。最終日には全員が英語でプレゼンテーションを行っている。

子供たちが考えたビジネスアイデア

同プログラムは、5日間の「リーダーシップ・起業家育成(アントレプレナー)プログラム」の後半に実施。子供たちはリーダーシッププログラムで学んだ「多様な意見を受け入れる姿勢」を生かし、チームでアイデアを出し合って意見交換を行った。AIを使って作成したロゴやプロモーションビデオを発表する場面では、会場から大きな拍手が送られた。

「リーダーシップ・起業家育成(アントレプレナー)プログラム」に参加した子供たちの様子

今後、子供たちが考案したアイデアをデザイン化したオリジナルグッズを制作し、2025年11月に名古屋市の円頓寺商店街で開催される「円頓寺 秋のパリ祭」で子供たちが販売する体験を予定している。売り上げは子供たちに還元し、自らお金を稼ぐ体験を通じて社会とのつながりを実感できる仕組みである。

アライブでは、英語学習だけでなく「アイデアを形にする力」「チームで協働する力」「AIを使いこなす力」「表現する力」を育む実践型教育に取り組んでいる。参加した小学生の中には、NPO団体を自ら調べ、仲間と協力して成果を周囲に伝えるなど、学びを学校外へ広げる動きも見られるようになったという。

●アントレプレナーシップ2023 ~キッズ起業家育成プログラム~