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小中学生が「起業家精神」を体験、リアル謎解きゲームで学ぶ無料イベントを北大で開催

スタートアップポップコーン株式会社が、謎解きをしながら起業を学べるイベントを小中学生向けに開催

 スタートアップポップコーン株式会社は、北海道大学にて小中学生対象のビジネスモデルゲームを通して起業を学ぶ教育プログラムを6月7日(土)に開催する。北海道大学産学・地域協働推進機構が実施する小学生から高校生のアントレプレナーシップ教育プログラムの一環で実施するもの。対象は北海道在住の小中学生合計80名で、参加費は無料。

 プログラムで行われるゲームは、既存ビジネスの収益モデルを分析し、多様なマネタイズ手法と顧客ニーズへの対応を学ぶワークショップ型教材で、複雑なビジネスモデルの構造理解を深めることができるという。

 ゲームでは「ビジネスモデルのストーリーを読む」「ヒト・モノ・カネ・情報などを組み合わせてビジネスモデル図を作る」「ビジネスの流れを説明・答え合わせ」という流れで進めていく。

ゲームのイメージ

 開催日の6月7日(土)は開催場所の北海道大学フード&メディカルイノベーション国際拠点において施設公開イベント「SDGs×ビジネス万博」を開催し、そのなかのプログラムとして実施する。

 2回開催し、1回目が10時から11時30分まで、2回目が13時45分から15時15分まで。定員は各回40名。参加にはSDGs×ビジネス万博のWebサイトに記載のあるリンクから、フォームで申し込みが必要となる。

実施場所:北海道大学 フード&メディカルイノベーション(FMI)国際拠点
住所:〒001-0021 北海道札幌市北区北21条西11丁目
対象:北海道在住の小学生・中学生
定員:各回40名
参加費:無料

 なお、ゲームの開発や今回のプログラム実施には、文部科学省が小中高生などへのアントレプレナーシップ教育の裾野拡大に向けて「EDGE-PRIME Initiative」を打ち出し、アントレプレナーシップ教育を推進していることから。

 調査によると日本の高校生で起業に関心のない層は86.1%で、その層がアントレプレナーシップに触れることで、起業へ興味を持つことが重要としている。

日本の高校生は起業に関心のない層が86.1%だが、ゲーム教材で起業に興味を持たせる

 スタートアップポップコーンでは2024年12月にも北海道大学との取り組みとして小中高生対象の起業関連のゲームを実施しているが、その際、もともと起業に興味がなかった人の94%が起業に興味を持つ結果になった実績を示している。

2024年12月の取り組みでは、もともと起業に興味がなかった人の94%が起業に興味を持つ結果に
2024年12月に実施したプログラムの様子