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岡山大学、AIチャットボットを機器共用ポータルサイト「CFPOU」に搭載

国立大学法人岡山大学 総合技術部が機器共用ポータルサイト「CFPOU」にAIチャットボット機能を新たに搭載

国立大学法人岡山大学は、技術統括監理本部の1つである総合技術部が、機器共用ポータルサイト「CFPOU(Core Facility Portal , Okayama University)」にAIチャットボット機能を搭載したと発表した。

従来のCFPOUでは、管理する機器や装置についてキーワード検索やカテゴリー分類による検索しか実行できず、利用者からの問い合わせへ対応するために、専門分野の教職員へ問い合わせるなど、運営の負担が大きかった。AIを活用したチャットボット機能を導入することで、「〇〇を測定できる機器は?」といった自然な質問をするだけで、適切な機器情報にアクセスできるようになった。

検索ページの[AIに聞いてみよう]からアクセスが可能

同学によると、機器共用検索システムに対して内外にオープンなAIを導入するのは、国内でも先進的な取り組みとなり、学内外の研究者が岡山大学にどのような研究装置があるのかを会話形式で直感的に検索できるようになるという。

総合技術部では、AIへの問い合わせ結果から機器の利用予約を可能とするほか、論文情報やメンテナンス情報とのひも付け、英語化の推進など、研究者のみならず企業や学外機関の利用者にとってもより使いやすい環境を整備し、研究・開発の加速につなげることを目指すとしている。