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三幸学園とRePlayceが業務提携、キャリア教育と探究的な学びを拡充

(左)三幸学園 理事長 鳥居 敏氏、(右)RePlayce代表取締役CEO 山本将裕氏

学校法人三幸学園と株式会社RePlayceは、次世代人材育成に向けたアントレプレナーシップとキャリア教育、探究的な学びの拡充に関する業務提携を締結した。

今回の提携は、変化が激しく将来の予測が困難な「VUCA時代」に求められる人材育成が目的。AIやテクノロジーの進展により、専門スキルだけでなく、創造力やコミュニケーション力といった非認知能力の重要性が増す中で、教育の形を見直す必要性が高まっている。そうした背景から、三幸学園は民間企業のRePlayceと連携し、学校外のリソースも活用した教育プログラムを提供する。

三幸学園の専門技術教育とRePlayceのアントレプレナーシップやキャリア教育、探究的な学びのノウハウを組み合わせた教育プログラムを提供

6月18日に行われた調印式では、三幸学園理事長の鳥居 敏氏とRePlayce代表取締役CEOの山本将裕氏が出席し、今後の取り組み内容を発表した。その中核となるのが、2025年10月に飛鳥未来高校で開講予定の「キャリア探究コース」である。同コースでは、HR高等学院のカリキュラムを基に、オンラインとオフラインを組み合わせた授業を展開する予定だ。

調印式に参加した飛鳥未来高校、HR高等学院の学生

また、同提携に先立ち、飛鳥未来高校・飛鳥未来きずな高校・飛鳥未来きぼう高校で新規事業立案プログラム「ビジネスチャレンジコース」を開始。全7回のセッションで新規事業の立案から成果発表までを実践的に学ぶ機会を提供している。生徒は社会人からのフィードバックを通じて、自己肯定感の向上も目指す。

今後は、キャリア教育や起業家マインドを育てるワークショップやビジネスコンテストの開催も計画されている。こうした取り組みを通じ、通信制高校生や専門学校生が「社会でいきいきと働く力」を身に付けることを目指すという。