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リアルな社会人の姿を授業で伝える、キャリア教育×企業研修の「NEXT SENSEI」が始動

株式会社NEXCENTが、イトーキ労働組合とオカムラ労働組合、コクヨ労働組合とともに市川学園市川中学校で出張授業を実施

株式会社NEXCENTは、市川学園市川中学校の中学2年生約320名を対象に、企業研修とキャリア教育を融合した出張授業を5月29日に実施した。

同授業は、NEXCENTが開発した社会課題解決型の研修プログラム「NEXT SENSEI」の一環として実施したもので、イトーキ労働組合、オカムラ労働組合、コクヨ労働組合の各労組から計18名の組合員が講師として登壇。前半のプログラムでは体育館で会社紹介や業界説明があり、生徒が将来の夢を語る場面もあった。

当日の様子

後半は教室に分かれ、1クラスあたり2名の講師が交代で授業を担当。講師たちは、「なぜこの仕事を選んだのか」「どんな思いで働いているのか」のほか、働くうえでのやりがいや学生時代に抱えていた不安、失敗談などを交えて自身のキャリアを語った。これに対し、生徒たちは真剣に耳を傾け、講師のユーモアを交えた語りに笑いが起こる場面も見られた。

生徒たちは、「人生での挫折や失敗体験、人生の向き合い方がメインとなっていて、自分の人生と向き合うきっかけをもらった」「『みんな悩むことがあるんだ、私だけじゃないんだ』と励まされた」といった声を寄せている。

授業後には、希望者を対象とした進路相談会を実施。生徒と講師が1対1で将来について語り合う時間が設けられた。講師として登壇したオカムラ労働組合の北川匠里氏は「世代の異なる生徒の前で話すことができ、自分のキャリアを見つめ直す良い機会となった」と振り返った。

株式会社NEXCENTは、「NEXT SENSEI」の取り組みによって、将来のイメージがまだ漠然としている中学生が「働くこと」を身近に考えるきっかけとなり、社会人にとっては、自身のキャリアや価値観を振り返り「内発的動機付け」を促進することができるとしている。

「NEXT SENSEI」では、事前研修を実施した企業社員を「企業研修の一環として」学校現場に講師として派遣