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奈良県、県立高校の探究教材にキャリア教育プログラム「ENAGEED CORE」を導入

奈良県教育委員会が探究学習の教材としてキャリア教育プログラム「ENAGEED CORE」を採択

 株式会社エナジードは、奈良県教育委員会が奈良県立高校でキャリア教育プログラム「ENAGEED CORE」を指導教材として採択したと2025年1月23日に発表した。総合的学習(探究)の時間に生徒の主体性や社会性を育むことに活用する。

 エナジードのENAGEED COREは、生徒一人ひとりが「主体性」「社会性」「可能性」を感覚的に理解して体系的に学べるデジタル教材で、映像教材とワークシートを活用して課題解決の課題設定から分析、発表までを体験的に学習できる。生徒の成長データをリアルタイムで可視化し、AIが個別フィードバックを生成するだけでなく、学んだことを実生活や実践活動につなげる仕組みもあり、近年の教育現場で課題になっているキャリア教育に対応できる。

 カリキュラムは、学校やクラスの目標に応じて6コマから33コマまでカスタマイズできるほか、「ENAGEED SUMMIT」というプレゼン大会を通じて、全国の生徒と学び合いながらキャリア形成を支援することが可能だ。

 今回、奈良県教委が「ENAGEED CORE」を採択するに至ったポイントとして「生徒が主体性、社会性を養い、未来に必要な力を学び、実践から身に付ける探究型学習を提供」「学校現場でリテラシーに関わらず教員がすぐに活用できるサポートツールが充実」「自己効力の概念とデジタル化社会に対応した先進的な教材設計に基づいている」という点について評価を受けたとしている。

 特に教員向けサポートでは、授業スライドや掲示物・指導案・授業用動画などのツールを提供するほか、探究学習の意欲を高める研修会を実施し、授業改善につなげる支援も実施予定だ。奈良県教委では、2024年度にトライアル校での導入研修を開始し、3月には県内全高校を対象とした説明会を開催する予定だという。