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「探究の授業ってどうやるの?」高校の事例をまとめた冊子を公開

株式会社探究のミカタが、高等学校における「総合的な探究の時間」の授業事例をまとめた冊子『アクたんBOOK』をWebページに公開

株式会社探究のミカタは、静岡県志太榛原(しだはいばら)地区の高等学校における「総合的な探究の時間」の授業事例をまとめた冊子『アクたんBOOK』を作成し、Webページに公開した。2025年2月中旬からは、近隣高校に冊子を配布する。

「総合的な探究の時間」では、課題発見・解決の力を養うことが重視されている。ただし、具体的な授業の進め方は学校ごとに異なり、他校の取り組みを知る機会が少ないという課題がある。探究のミカタは、探究学習の進め方や実践事例を共有し、学びのヒントを提供する目的で『アクたんBOOK』を作成した。

探究学習と聞くと、複雑で難しそうというイメージを持つ人も多い。同社では、「アクション」を重視した探究学習を通して、生徒たちがよりよく生きていく力を身に付けることを重視。探究学習へのハードルを低くし、教員や生徒が取り組みやすくするために同冊子の冒頭で探究学習の基本的な進め方を簡潔に解説している。

冊子冒頭で探究学習の進め方をわかりやすく解説

同冊子では、「地域文化を継承していくには?」「地域の魅力を発信するには?」など、各地域のオリジナリティーにあふれた課題解決活動について静岡県立川根高等学校、静岡県立榛原高等学校、静岡県立ふじのくに国際高等学校、島田樟誠高等学校の4校の事例を掲載。各校の生徒が地域企業や行政と連携しながら主体的に活動を進める様子がわかる。

地域に根ざした課題解決活動の事例を紹介

同社は、2025年度も志太榛原地区の総合的な探究の時間の実践をまとめた冊子を作成する予定だ。また、実践例の掲載や取材に関しての要望も受け付けている。