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小学生の創造性と共創力を育む「プロジェクト型学習」、子供教育創造機構が中間発表を実施

一般社団法人子供教育創造機構が「プロジェクト型学習(PBL)」の中間発表を実施

一般社団法人子供教育創造機構は、2024年11月から12月にかけて、学童保育型アントレプレナーシップ育成スクール「キンダリーインターナショナル」で展開している「プロジェクト型学習(PBL)」の中間発表を実施した。同プログラムは、子供たちが主体的に考え、行動する力を育むことを目的としており、AI時代に求められる未知の課題解決力や共創力を養成するものだ。

同プログラムでは、子供たちが自身の「やってみたい」「もっと知りたい」という内発的動機を起点にテーマを選定。試行錯誤を重ねて成果物を作成し、そのプロセスを発表・共有する形で学びを深める。プログラムの大きな特徴は、正解を探すのではなく、自ら考えて行動し、未知の課題に挑む姿勢を育てる点にある。

計画を子供たち自らが立案
テーマを決める子供たち

中間発表では、さまざまなプロジェクトが披露された。「うさぎのカップケーキ」プロジェクトでは、子供たちが自ら材料を選び、カップケーキの手作りに挑戦した。また、ほかの子供たちは、Minecraftを活用した動物園の設計プロジェクトのほか、季節に適したアイテムを創作して創作物の内容とゴール、わくわくポイントを台本にまとめるプロジェクトに取り組んだ。

材料を仕入て手作り
子供たちが作ったうさぎのカップケーキ
自ら考えた設計図からマイクラで動物園を作成
季節を感じるアイテムを創作

なお、これらのプロジェクトでは少人数グループでの活動を通じてリーダーシップや協調性を育む共創活動を実施。職員はファシリテーターとして子供たちを支援し、深い学びを促すことで、探究心と自己肯定感を育んでいるという。

子供教育創造機構は、東京都中央区・江東区で学童保育施設(現在3校舎)を運営しながら、コンピュータサイエンス事業やアントレプレナーシップ教育事業、キャリア教育事業を行っており、今後も21世紀型スキルの育成を目的とした教育プログラムの拡充に努めるとしている。