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eスポーツをテーマにPBL教育を学べる教員研修、品川学藝高等学校で8月3日開催

品川学藝高等学校の施設と設備

学校法人三浦学園は、品川学藝高等学校で、NASEF JAPAN(ナセフ ジャパン/特定非営利活動法人北米教育eスポーツ連盟 日本本部)によるPBL研修を開催することを発表した。

同研修では、NASEF最高教育責任者のケビン・ブラウン氏や文部科学省学校DX戦略アドバイザーの竹中章勝氏が講師を務める。

今回の研修では、教員がPBL授業を体験して効果や方法を実感することを目的としている。教員が自校のカリキュラムや専門教科にPBL教育を取り入れ、生徒の主体的な学びが向上することを目指すものだ。

PBL授業の実践例

品川学藝高等学校は、全日制高等学校において日本初のeスポーツが学べる「eスポーツエデュケーションコース」を導入している。同校では、大学進学を目指しながら学習を促進する効果的なツールとしてeスポーツに取り組み、思考力や判断力、表現力のほか、主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度を育成している。

また、eスポーツ研究の加藤貴昭先生(慶應義塾大学 環境情報学部教授)による監修のもと、授業に「マインクラフト」や「フォートナイト」などを取り入れ、eスポーツ大会へのチャレンジを続けている。

同研修会の参加費は無料。申し込みサイトから応募が可能となっている。

●2024年度PBL教育教員研修会
開催日:2024年8月3日(土)
タイムテーブル:
 9時〜10時 オープニング/NASEF JAPAN2023年度活動報告
 10時20分〜11時20分 日本におけるPBL教育について
 (講師:竹中章勝氏)
 12時10分〜15時45分 PBL式授業の実践
 (講師:ケビン・ブラウン氏)
 15時45分〜16時30分 閉会
会場:
 品川学藝高等学校
 東京都品川区豊町2-16-12

eスポーツと教育の融合を目指した取り組みやPBL教育は、問題解決能力や思考力を育むためのアクティブ・ラーニングとして注目されている。「生徒が学んだ結果をいかにアウトプットするか」という視点が、次世代を担う生徒たちの知能向上や社会性・情動性を育むうえで重要となるだろう。