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マインクラフトで「国宝・重要文化財」を作ろう、NASEF JAPANの教材「Clubcraft」第6弾をリリース

マインクラフトでSTREAM教育ができる「Clubcraft」、第6弾「国宝・重要文化財編」が登場

特定非営利活動法人 北米教育eスポーツ連盟 日本本部(NASEF JAPAN)は、「STREAM教育をMinecraftで」をテーマにした独自教材「Clubcraft」の第6弾「国宝・重要文化財編」をリリースした。

Clubcraftは、マインクラフトのクリエイティブモードを活用したグループワーク教材で、部活動や総合的な学習/探究の時間などに使える。利用にはNASEF JAPANへの加盟が必要で、参加費や年間費はかからない。「調査(インプット)」「制作(ビルディング)」「発表(アウトプット)」の3ステップで構成され、順番に取り組むことで仮設・考察、調査・分析、新たな提案、プレゼンテーション発表など、PBLやSTREAM教育につながる内容になっている。

今回リリースされた「国宝・重要文化財編」はSTREAM教育の「Engineering(工学)」と「Art(芸術)」を中心とした学習内容。文化財の中の「有形文化財」に焦点を当て、「国宝・重要文化財」をテーマに選定した。文化財を通して日本の歴史と伝統を学び、自由に楽しく制作をしてほしいという想いが込められている。

教材資料用にNASEF JAPANが制作した、日本の世界遺産「厳島神社(広島県廿日市市)」

同教材では、「建造物・美術工芸品」という視点で、文化財の装飾や歴史について調査し、その結果をもとに制作することで、造形・鑑賞・表現の学びを得ることができる。また、文化財という大きな視点からその種類や歴史、文化財関連の法律を調査することも可能となっている。生徒はチームで事前調査を行った後、制作する国宝・重要文化財を決め、設計図を作成。マインクラフト内で制作し、発表を行う。

Clubcraft「国宝・重要文化財」の概要(公式サイトより)

Clubcraftでは、教材を終了するとNASEF JAPANより「修了証明書」が発行される。修了証明書の発行には、作成した発表資料を加盟校ポータルサイトに提出する必要があり、事務局による確認後、送付される。

Clubcraftの修了証明書の一例