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小学生が「SNSの怖さ」を学ぶ、ノートンが中富良野小学校で特別授業を実施
2024年12月19日 14:00
株式会社ノートンライフロック(以下、ノートン)は、2024年11月22日に北海道中富良野町立中富良野小学校で特別授業「Norton小学生向けITセミナー」を開催したことを2024年12月17日に発表した。同授業は、普段からタブレット端末でインターネットを利用する児童の関心を集め、活発な意見交換が行われた。
同校では、2021年からタブレット端末を全校生徒に配布し、学内外でのICT教育に取り組んでいる。特に「総合」の授業では、課外活動で取り組んだことを発信する手段として、インターネットやSNSが欠かせない存在になっているという。
同校が授業前に実施したアンケートでは、小学4年生の64.3%、5・6年生の73.8%がスマートフォンを持っていると回答。高学年に上がるタイミングでスマートフォンを手にする児童が増えることが明らかとなった。
また、高学年になるほどSNSの利用経験や興味を持つ児童が増加する傾向も確認された。4年生は21.4%、5・6年生は41%がSNSアカウントを持ちたいと回答し、すでにSNSアカウントを持っている児童は、4年生が14.3%で5・6年生は27.9%という結果となっている。
さらに、オンライン上で知らない人とやりとりをした経験については、4年生が17.9%で、5・6年生は41%に達している。なお、トラブルに巻き込まれた際の対応策について児童に聞いたところ、大多数の児童が「対応策を知らない」と回答したという。
ノートンは、アンケートの実態を踏まえ、SNS利用の基本知識や安全な使い方について、プレゼンテーションやクイズ形式で授業を展開。講師がSNSの利用推奨年齢や基本情報に加え、個人情報の取り扱いに関する注意点と危険性を説明した。児童は積極的に挙手をして意見を述べるほか、これまで認識していなかった「SNSの怖さ」と個人情報を自分で意識して守る必要性を学んだ。
同社は、子供たちがインターネットやSNSに興味を持ち、実際に触れる前にITリテラシーを身に付けることが重要として、ネットリテラシー向上を図る取り組みを広げている。