ニュース

神戸市、教員のメンタルヘルス対策に「emol」を採用

精神疾患向け治療用アプリを開発するemol株式会社は、神戸市教育委員会による教員のメンタルヘルス対策の取り組みにおいて、emolのアプリを活用したメンタルセルフケアプログラムが採用されたことを発表した。emolはこの取り組みを通じて、神戸市教員のメンタルヘルスケアをサポートする。

文部科学省は、教員の病気休職者が増加傾向であることや、教員不足の現状を受けて、今年度から「公立学校教員のメンタルヘルス対策に関する調査研究事業」を開始している。神戸市の取り組みは、この事業の採択を受けてのもの。

emolは、教員向けに調整済みの「ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)プログラム - Teacher」を提供する。ACTプログラムは、不安などの感情との付き合い方を学び、柔軟な考え方を身につけるためのメンタルヘルスケアプログラム。漫画や動画コンテンツ、体験型コンテンツで構成されており、認知行動療法に基づいたセルフケアを実践できる。

【実施概要】

  • 調査対象:神戸市教育員会にて採用3年目以内の教員及び20代教員
  • 調査方法:emolプログラムの利用前後の各種質問表の回答
  • 調査内容:ストレス、不安、抑うつ、心理的柔軟性などの変化
  • 実施調査時期 : 2023年10月〜(2ヶ月間のアプリ利用)