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メンタルヘルステクノロジーズ、那覇市立学校教員のメンタルヘルス対策事業を支援

那覇市立学校教員のメンタルヘルス対策事業

株式会社メンタルヘルステクノロジーズは、100%子会社である株式会社Avenirが、「那覇市立学校教員のメンタルヘルス対策に関する調査研究事業」への支援を決定したと発表した。

メンタルヘルステクノロジーズは、産業医および保健師等による役務提供サービスと、従業員の心身の健康管理に関する各種クラウド型サービスを提供している企業。

同事業は、昨今の那覇市の教職員の休職者率が2.13%と全国と比べても極めて休職率が高い状況(全国平均0.64%)であり、機能するメンタルヘルス対策の構築が急務であることによるもの。「教職員のメンタルヘルス不調の未然防止および休職者の復職支援の取り組みを強化することにより、休職者、再休職者の減少を目指す」ことをコンセプトとしている。

これに対し、メンタルヘルステクノロジーズ/Avenirの提供する「産業医クラウド」などを通じて解決をめざし、以下のプログラムを行う。

  • 教職員のヘルスリテラシーの向上を目的とした教育研修の実施
  • 教職員が産業医・保健師等の専門職にオンラインで相談が出来る仕組の構築
  • 休職者が心身共に安定し意欲高く復職することができ、職場も安心して復職される方を迎え入れることが出来る状況を目指した復職プログラムの構築および運用

具体的な取り組み内容は以下のとおり。

  1. 産業保健専門職によるセルフケア研修の実施
  2. 産業医およびコンサルタントによる管理職向け研修の実施
  3. ICTを活用した相談窓口の体制整備
  4. 復職プログラムの構築および休職者の復職フォローの実施
  5. 全教員向けアンケート調査による休職者の傾向や休職要因の分析
  6. メンタルヘルス対策事業における関係者会議への参加

「産業医クラウド」は、産業医および保健師等による役務提供サービス、および労働者の心身の健康管理に関する各種クラウドサービス。従来産業医が行っていた産業医業務を整理し、産業医のみが実施できる業務と、保健師等の産業医以外の専門家やスタッフ、クラウドサービスに置き換え可能な業務に切り分ける。それにより、企業における産業医業務に係る事務負担とコストを引き下げつつ、従業員の健康管理の質を高める。