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中高生を地域企業と応援、神戸市が「まちなか自習室」を開始

神戸市が、中高生がカフェや協力店舗を自習スペースとして無料で利用できる「まちなか自習室」事業を開始

神戸市は、兵庫県神戸市内の協力店舗において、中学生および高校生を対象にした「まちなか自習室」事業を7月1日から開始したことを発表した。これは地域企業と連携し、中高生が無料で使える学習スペースを提供する取り組みである。

同事業は、子供たちの「無料で使える自習スペースがほしい」「友だちとおしゃべりしながら宿題がしたい」という声に応える形で始まった。主に、カフェやカーディーラーのショールーム、ショッピングセンターのフードコートなど、地域の企業や店舗の空きスペースを活用し、自習室として開放する。

対象は市内に在住・在学している中学生および高校生世代で、学校に在籍していない中高生世代も利用可能である。6月27日現在で協力店舗は39店舗あり、今後も拡大が予定されている。

利用には事前登録が必要で、専用Webサイトで基本情報を入力することで登録証が発行される。協力店舗で登録証を提示し、店舗に設置された二次元コードを読み込んで登録番号を入力、入室番号画面を提示すると利用を開始可能だ。

登録証の発行と利用店舗の検索
利用店舗での受付から利用終了までの流れ

神戸市は、妊娠・出産から学齢期まで、子供の成長に応じた切れ目のない子育て支援に取り組んでおり、子育て応援サイト「こどもっとKOBE」で具体的な取り組みを紹介している。