ニュース

N高とS高、2024年4月から通学コースを全国68カ所31都道府県に拡大

盛岡、川崎、長崎、沖縄など1都2府15県に26キャンパス開設、N中等部も4キャンパス追加

2024年4月時点のキャンパス一覧

 学校法人角川ドワンゴ学園のN高等学校とS高等学校は、2024年4月に新たに盛岡、川崎、長崎、沖縄など1都2府15県に26キャンパスを開設し、通学コースを全国68カ所31都道府県に拡大すると発表した。同時にN中等部も4キャンパス開設する。

 通学コースのキャンパスは現在、全国23都道府県に合計43カ所ある。2024年4月からは、これまで通学コースのキャンパスがなかった8県(岩手、山形、福島、長野、奈良、愛媛、長崎、沖縄)に初開設し通学コースが選べるエリアが拡大する。

 開設のほかは、茨城県のつくばキャンパスは拡大、名古屋市の名駅キャンパスと兵庫県の姫路キャンパスは移転増床してより多くの生徒が通学できるようにする。

 また、中学生向けのN中等部では、2023年10月に大阪市に天王寺キャンパスを開設して全国10カ所となり、2024年4月に千葉県の松戸、東京都の蒲田、神奈川県の橋本、奈良県の西大寺の4カ所にキャンパスを追加するため合計で7都道府県14カ所に拡大する。

 なお、N高とS高はインターネットと通信制高校をの制度を活用した「ネットの高校」。生徒数は両校合わせて2023年9月末時点で2万6197名。IT×グローバル社会を生き抜く“総合力”を身につける多様なスキルと多様な体験を掲げている。コースはネットコース、通学コース、オンライン通学コース、通学プログラミングコース、個別指導コース(2024年4月新設)の5つのコースから選択できる。

 また、N中等部は地域の中学校に籍を置いたままで通う「プログレッシブスクール」で、学校教育法で定められた中学校ではない。ネットコース、通学コースがあり、N高やS高と連携した6年間で大学の総合型選抜や海外進学に強くなることを目指すという。

 N高とS高、N中等部では各エリアで学校説明会やオープンキャンパス、オンライン説明会を実施している。