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N/S高、大学進学率が34.86%で前年比1.62ポイント増と発表

2023年度の進路実績をWebサイトに公開

N高等学校・S高等学校 2023年度進路実績(2024年4月30日時点)

 学校法人角川ドワンゴ学園 N高等学校・S高等学校(N/S高)は5月24日、2023年度の進路・合格実績をWebサイトで公開した。大学進学率は34.86%となったほか、専門学校ほかへの進学が24.84%、留学が0.93%となり、進学や留学の比率は前年比でいずれも増加している。

 すでにN/S高の大学進学者数は4月3日に速報値を発表していたが、今回発表の数値は4月末時点のもので、進学者数に若干数の増加があり、比率も算出した。

 卒業者9114名のうち進路決定率は89.44%となっており、大学など進学が34.86%、専門学校ほかが24.84%、留学が0.93%、浪人は8.53%、進学以外ではアルバイト等が11.31%、就職が8.97%、その他が0.20%となった。進路未定者が10.36%いることから、進路決定率は89.44%だとしている。

 合格した大学では、国公立大学には東京大学と京都大学を含んで172名(昨年比152.21%/プラス59名)が合格、私立大学では早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学、国際基督教大学の合格者数は合わせて158名(同112.06%/プラス17名)。

 GMARCH(学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)の合格者数は合わせて344名(同128.36%/プラス76名)、関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学と近畿大学の合格者数は合わせて464名(同114%/プラス57名)など、主要私立大学の合格者は1981名で昨年比414名のプラスとなっている。

 N/S高では海外大学進学のサポートにも注力して海外大学進学説明会を年間複数回にわたって実施し、有料のN塾 海外進学コースも用意している。海外大学の合格は昨年度から大きく数字を伸ばして143名(同275%/プラス91名)が合格し、なかでも「THE世界大学ランキング」100位以内の大学合格者数は30名(同157.89%/プラス11名)となっている。

 一方、就職実績では公務員から大企業までさまざまな業種への就職が決まっている。公務員では国土交通省 関東地方整備局、自衛隊、北海道警察など、民間企業では株式会社王将フードサービス、九州旅客鉄道株式会社、株式会社サイバーエージェント、トリンプ・インターナショナル・ジャパン株式会社、株式会社ニュー・オータニ、株式会社ブリヂストン、合同会社ユー・エス・ジェイ、LEGOLAND Japan合同会社などに就職したという。

 なお、進路を掲載したWebサイトでは、進路の実績のほか、大学合格者や就職者のコメントを掲載、N/S高における学びの振り返りや、後輩へのメッセージを紹介している。