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N高グループ、100以上の講座を選べる「+ONE授業」を新設
2025年9月4日 10:30
学校法人角川ドワンゴ学園は、N高等学校を中心とするN高グループで、2026年4月から新たに「+ONE(プラスワン)授業」や「特別聴講生制度」を導入すると9月3日に開催した事業発表会で発表した。
N高グループは、ネットコース・通学コース・オンライン通学コース・プログラミングコース・通学プログラミングコースの5コースを展開しているが、2026年4月より「ネットコース」と「週5・週3・週1+コース」の2コースに変更し、新たな学びの選択肢として、チケット制を取り入れた+ONE授業を開始する。
+ONE授業では、チケット制で必要な分だけ受講できる仕組みを導入し、塾や予備校に通わずに学園内で学習を完結できることを目指している。選べる講座は100種類以上で、英語や数学といった基礎科目からプログラミングや資格対策まで幅広く提供。N中等部の生徒も一部の+ONE授業を受講可能だ。
単発受講や長期パックのほか、自由に組み合わせできるパッケージプランを用意するため、費用面での負担軽減にもつながるほか、内容や目的に応じて講座を選択可能だ。授業は一流講師や現役エンジニア、デザイナーが担当し、学習計画の相談や大学入試対策なども含まれる。
さらに、2025年4月に開学したオンライン大学「ZEN大学」との連携により「特別聴講生制度」を新設。高校在学中にZEN大学の授業を履修できる制度で、卒業後にZEN大学へ進学した場合、習得した科目について最大30単位まで認定する。特別聴講生は2026年1月から募集し、利用には一定の条件が設けられる。
また、2026年度からはファッションデザイナーのコシノジュンコ氏がデザインした新制服をN高等学校・S高等学校・R高等学校、N中等部に導入する。N高グループとN中等部には服装に関する校則がないため、制服の利用は任意で、2026年度入学生から購入が可能。
N高グループは、インターネットと通信制高校の制度を活用した「ネットの高校」で、2025年6月末時点で生徒数は32,716名に達している。オンライン授業や宿泊型の職業体験、企業や自治体と連携した課題解決型学習プログラムなど、社会で役立つスキルや経験を身に付けられる学習機会を提供している。