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新しいオンライン大学「ZEN大学」、カリキュラム・課外プログラム・教員など追加情報を発表

一般社団法人日本財団ドワンゴ学園準備会は、2025年4月の開学を目指し設置認可申請中のオンライン大学「ZEN大学(仮称・設置認可申請中)」に関する追加情報を発表した。今回明らかにされたのは、カリキュラム、課外プログラム、教員予定者に関する詳細となる。

ZEN大学は、250科目超の授業と100超のプログラムを展開予定で、ピクシブ株式会社との連携によるコラボレーション授業が予定されている。イラスト、マンガ、小説作品の投稿プラットフォーム「pixiv」で活躍するプロクリエイターが客員講師として就任予定で、『【推しの子】』(原作)の赤坂アカ氏、『いいデザイナーは、見ためのよさから考えない』著の有馬トモユキ氏を含む11名が授業を担当する。

そのほか、「オンデマンド映像科目」「ライブ映像科目」「演習科目」「ゼミ」からなる250科目超の授業を開講予定で、AI、現代数学、データサイエンス、プログラミング、社会学、経済学、文化人類学、哲学、心理学、情報社会学、語学、イラスト、ゲーム、アニメ、メディアなど、多岐にわたる分野から総勢100名超の教員が就任予定となっている。

さらに、国内外の自治体や企業と連携した100を超えるプログラムが用意されており、学生は在学中から実務スキルを深める機会を得ることができる。プログラムには、沖縄島嶼地域の教育支援や次世代クリエイター育成、国際社会の問題に取り組む活動などが含まれる。

ほかにも、グローバル化能力を高めるための新たな留学支援プログラムを発表。学生が世界各地での学習経験を通じて語学力と国際的なコミュニケーション能力を養うことを目指したもので、ボストンでの英語研修と国際交流、西海岸の大学での授業体験とシリコンバレーのIT企業への訪問、さらにはアメリカの名門大学での短期留学などが含まれる。また、オンライン学習プラットフォームも提供し、自宅にいながら国際的な体験が可能になるような取り組みも実施する。

ZEN大学では、クラス・コーチ(CC)、アカデミック・アドバイザー(AA)、キャリア・アドバイザー(CA)の3種類のアドバイザーを設け、学生が自分の目標を達成できるよう手厚いサポートを提供する。CCは学生生活全般をサポートし、AAは学修面での支援を行い、CAはキャリア開発と職業選択を支援する。これらのアドバイザーは、学生一人ひとりのニーズに対応し、学修計画の立案、学習の不安解消、キャリア形成に至るまで幅広いサポートを提供するとしている。