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ドワンゴと日本財団、オンラインの「ZEN大学」を設立、 2025年4月開学を目指す

初年度入学定員は5,000人

ドワンゴと日本財団が設立する「ZEN大学」、6月1日に記者説明会を実施

株式会社ドワンゴと公益財団法人日本財団は、新しいオンライン大学「ZEN大学」(仮称)(設置構想中)を設立することを発表、2023年6月1日に記者説明会を実施した。両者は一般社団法人 日本財団ドワンゴ学園準備会を設置し、2025年4月開学を目指す。

今回の大学設立にあたり、ドワンゴと日本財団は、新しい教育システムの構築に関する包括提携を6月1日に締結。教育格差における課題解決と次世代人材の育成による持続可能な社会の実現に向けて、両者が有するノウハウや知見、ネットワーク、資源等を活かした新しい教育システムを構築し、全ての子どもたちの個性・関心を尊重した質の高い教育の機会を提供していくとしている。

ZEN大学の1年間あたりの授業料は380,000円(予定)、初年度入学定員は5,000人(総定員20,000人)で、設置学部は「知能情報社会学部」であることを発表。カリキュラムや教員などの詳細については、6月6日(火)18時より、設立に関する発表会にて説明を行う。

ZEN大学の開学は2025年4月を予定

1日の記者発表会には、日本財団 会長 笹川陽平氏、日本財団 常務理事 笹川順平氏、株式会社ドワンゴ 取締役・学校法人角川ドワンゴ学園 理事長 山中伸一氏、株式会社ドワンゴ 顧問・学校法人角川ドワンゴ学園 理事 川上量生氏が登壇。

オンライン大学の設立の狙いについて、全ての子供たちの個性を尊重し、多様化する教育環境に対応できる、新しい教育システムの構築にあると説明した。さらに、保護者の収入や住んでいる地域など、様々な理由で大学進学を諦め、登校が困難と感じる教育格差の解消を目指すとしている。

オンライン大学の特徴について、大学進学を望む全ての人に、安価で質の高い授業を提供できると川上氏。N高とS高で培った豊富な授業づくりのノウハウを生かし、質と量ともに高い教育プログラムを届けるとしている。また、「子ども第三の居場所」や「異才発掘プロジェクト ROCKET」など、子どもたちの未来の可能性を育むプロジェクトを推進してきた日本財団とパートナーを組むことで、海外留学の支援を含めたグローバルな展開にも期待していると述べた。


    【ZEN大学設立に関する説明会 概要】
  • 日時:2023年6月6日(火)18:00~20:00終了予定
  • 登壇者:
     設置法人代表理事 山中伸一氏
     公益財団法人日本財団 常務理事 笹川順平氏、
     東京大学教授、OECD教育2030理事 Teach for All Global Board Member 鈴木 寛氏
     九州大学名誉教授、JST/CRDS上席フェロー、NTT基礎数学研究プリンシパル 若山正人氏
     慶應義塾大学名誉教授、大学院大学至善館特命教授 上山信一氏
     アリゾナ州立大学組織研究デザインセンターグローバル・リサーチ・フェロー 渡邉 聡氏
     株式会社ドワンゴ 顧問 川上量生氏
  • 内容:設立構想、カリキュラム、教員などについて
  • ライブ配信:ニコニコ生放送YouTubeTwitterで配信