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デジタルテクノロジー×行動分析学の先進教育を行う「さやか星小学校」を開校

学校法人西軽井沢学園

長野県佐久市に開講した「さやか星小学校」

学校法人西軽井沢学園は、長野県佐久市にデジタルテクノロジーと行動分析学をかけあわせた先進教育を行う「さやか星小学校」を2024年4月1日に開校した。開校に合わせて第一期生として、新1年生から新4年生まで計22人が4月9日に入学する。

さやか星小学校は、テクノロジーを駆使して1人ひとりの学習進度に合わせた個別プログラムの提供と行動分析学を用いた、他の公立・私立学校にはない教育を受けられる小学校。様々な観点から、子供たちを見つめ、点数だけでは見えない自分らしい軸を大事にしながらも他者の軸も尊重し、変化の時代を生き抜く人を育てる。

2023年に廃校となった学校を「さやか星小学校」の校舎として活用

教育方針として、さやか星小学校では学習・評価・対人関係と3つの「あたりまえ」を掲げ、ひとつずつ解決策を探っていく。学習では、同じ教室の中でも一人ひとりの学習速度に応じた授業を提供し、能力を伸ばしていく授業を実現する。評価では、「問題行動」を取り締まってやめさせる指導ではなく、望ましい行動を身に付けるポジティブな支援を実施。対人関係については、学校で教わるべき学びの1つとしてとらえることで、他者との適切な関わり方を教職員や親が導くとしている。

学校のロゴは、多様性にあふれた子供の個性や才能が伸ばせる学校であることを表現

カリキュラムには、行動分析学を専門とし、生徒や教職員向けの教材事業で指導アドバイスを行っている法政大学文学部心理学科 教授 島宗理氏が参画。行動分析学の方法や哲学、学習者の最適な学びのために、デジタルテクノロジーを駆使して実現するプログラムなどについて協議・協業し、教育カリキュラムと、教職員の働き方を改善するための校務支援システムを開発してきた。

同校では、通常の学校カリキュラムに加えて、自主的な心を育む農業クラブや働くことを考える産学協同カフェなど、子どもが能動的に学び、多面的な興味を得る特別な授業体験を準備している。