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ZEN大学、奨学金の支給枠を800名に拡大

ZEN大学が2025年10月1日より、意欲ある学生の学びを支援するための奨学金制度について、2026年度の募集を開始

学校法人日本財団ドワンゴ学園が運営するZEN大学は、学生の学びを支援する奨学金制度について、2026年度の募集を2025年10月1日に開始した。物価上昇などを受け、奨学金に対する高いニーズがあることから、2026年度は前年度より募集人数を増やし、最大800名の学びを経済面で支援する。

ZEN大学では、1年間の授業料を38万円に設定しているが、経済的に困難を抱えている学生や学外活動に積極的に取り組む学生を支援するため、2種類の奨学金制度を設けており、併用も可能だ。

1つ目は「日本財団ZEN大学奨学金(授業料免除型)」である。学生の学費・生活費を負担する生計維持者の収入合算が700万円未満で、ZEN大学で学び卒業する意思のある学生について、授業料と入学検定料・入学金を全額免除する。対象は、2026年4月の入学予定者と2025年4月・10月入学者(在校生)で、最大700名。

2つ目は「特待奨学生支援制度」で、社会的実績のある人や将来の活躍が期待される学生に対して、年間原則50万円(例外的に100万円)を支給する制度である。こちらは最大100名を予定しており、返済は原則的に不要とされている。なお、年度ごとに募集・選考を実施するため、いずれの制度も毎年の応募が必要。

ZEN大学は、最先端のIT技術を活用した新しい学びの形を提供しており、唯一の学部である「知能情報社会学部」では、特定分野に偏らない幅広い知識を修得することが可能だ。同大学では、学ぶ意欲のある人に広く高等教育の機会を提供するため、入学選考において学力試験は実施せず、志望理由と小論文で選考を行う。