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Google、大学生向けに「Gemini活用集」を公開 無料ダウンロード可能

Google、「大学生のためのAI活用アイデア集」を公開(撮影:編集部)

Googleは、同社のオフィスにて大学生を対象とした「Gemini Day for Students 11月 Meetup」を11月27日に開催し、大学生のGemini活用法をまとめた事例集を発表した。

同イベントは、「Google AI 学生アンバサダープログラム」の一環として実施しているもので、大学生が生成AI「Gemini」を安全かつ効果的に活用するスキルを習得し、その知見を広めるために2025年8月より開催している。

同プログラムでは、800名以上の大学生アンバサダーがGeminiの活用法や事例に関するワークショップに参加。Googleでは、大学生アンバサダーが日々役立つと感じたGeminiの活用をまとめた事例集「大学生のためのAI活用アイデア集」を制作した。WebページでPDFファイルを公開し、誰でも無料でダウンロードできる。

活用事例集では、学生生活における活用事例を紹介。AIで講義の要点を整理する方法や、レポートの下書きを作成する方法、自作ノートからのドリル生成、部屋の模様替えや旅行プランの作成まで、幅広いユースケースを掲載している。

ノートをドリルにするためのプロンプト例を紹介(出典:Google「大学生のためのAI活用アイデア集」より)
NotebookLMを利用した論文比較方法がわかる(出典:Google「大学生のためのAI活用アイデア集」より)

また、Geminiを使うことで、写真やPDFファイルなどの情報も読み取って整理でき、カレンダーと連携した予定管理や、コードが不要なアプリ開発が可能になるという。

なお、Geminiの活用にあたって「AIは補助的な役割であり、最終的な成果物は自分の思考を反映すべき」として、GoogleのAI原則に基づいた正しい使い方も解説。誤情報への注意のほか、大学の規定に従う必要性なども明記している。

AIとの付き合い方や活用のヒントを掲載(出典:Google「大学生のためのAI活用アイデア集」より)