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N高・S高で生徒約2万人の代表となる「生徒会」設立、活動費1000万円を用意
2022年10月12日 06:42
学校法人角川ドワンゴ学園は、通信制高校のN高等学校、S高等学校に、両校合同の生徒会を設立すると発表した。生徒会はN高、S高合わせて約2万人の生徒の代表となり、同好会活動やイベント開催などの生徒会の権限で自由に使えるお金として年間1000万円を角川ドワンゴ学園が用意する。
両校の生徒会は、「生徒にとって卒業後の社会生活で本当に役立つ経験ができるように、日本でもっとも生徒自身が決められる生徒会」を目指す。
生徒会として学校生活のルールの制定や変更といったもののほか、活動費として用意される1000万円は、同好会の活動支援金として分配、卒業式へのゲスト招待、文化祭ゲストや追加企画の実施、独自イベントや課外授業の企画や実施、学校生活に必要な追加物品の購入、全国に分散した生徒会役員が集合するための旅費交通費や会議の食事費など、生徒会が自由に使ってよい予算となっている。
活動中においても、物品の調達や発注の際には、調達先の選定、交渉、契約書の作成まで教職員サポートもあるが生徒会が行うとしており、社会に出た際の経験を一足先に身につける狙いもある。また、角川ドワンゴ学園では、生徒会を通じて生徒が必要としていることを理解し、生徒のための学園づくりのパートナーとしての期待もしているという。
生徒会役員は合計20名、会長、書紀、会計、N高総代表、S高総代表がそれぞれ1名、各地区代表として、北海道、東北、関東、北信越、中部、近畿、中国、四国、九州・沖縄の代表があり、関東地区が5名、中部と近畿がそれぞれ2名、そのほかの地区は各1名となる。第一期の生徒会活動期間は11月15日から2023年6月30日までとなる。
生徒会役員の選挙は立候補期間が10月11日から27日までで、28日に告示、28日0時から11月6日23時59分までが選挙期間とし、投票期間は11月7日0時から11月13日23時59分となり11月14日に開票と発表を行う。
得票数1位が会長になり、2位が書紀、3位が会計になり、この3名を除いたN高、S高の得票数1位がそれぞれの総代表、さらにこの5名を除き、地区の1位が地区代表になる。
