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N高・S高、VRで史跡や観光地を訪問する「バーチャルツアー」を開始

第一弾は京都「仁和寺」

学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校(以下、N高)、S高等学校(同S高)は、バーチャル空間内でいつでも、国内の史跡や観光地への訪問、企業見学などができる「バーチャルツアー」をN/S高の生徒に向けて10月より提供開始する。VRヘッドマウントディスプレイを用いた360度の映像や現地の環境音を体験できる。なお、バーチャルツアーは、学習アプリ「N予備校」にて利用可能(N/S高生限定)。

バーチャルツアーは、N/S高が2021年12月より提供している、大学構内を自由に移動して大学生活を体感できる「バーチャルオープンキャンパス」の技術を応用している。バーチャルオープンキャンパスが好評を得たことから、「バーチャルツアー」の実現にいたった。

第一弾として、京都世界遺産仁和寺の境内を巡れるコンテンツを提供する。国宝に指定されている金堂や、重要文化財に指定されている二王門や五重塔など、一般拝観可能なエリアをバーチャル空間内で訪問できる。各スポットの説明を読んだり、自分のアバターと一緒に記念撮影をすることもできる。

同校では、バーチャルツアーは、バーチャル空間で史跡や芸術、自然、職業などに触れることを通じて、生徒の興味を強く喚起すると考えている。そして、ここで得た経験をもとに、「バーチャルで見て終わり」にするのではなく、さらにその場所について調べたり、その場所に行ってみるなどの次の「学び」につながっていくことを期待しているとコメントしている。

今後は、富士山頂までを含む富士山周辺の自然を取り上げた「富士山」や、第二次世界大戦沖縄戦の史跡、幕末にフォーカスを当てて京都の名所を回る「幕末京都」などを提供予定。