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VRを使用した「メタバース留学」で、現地の学習や生活を体験

浦和学院高等学校・国際類型グローバルコースで実施

メタバース留学

 オンライン英会話事業を展開するCURIOUS WORLDは、オーストラリア留学を控えた生徒に事前学習として「メタバース留学」を提供した。現地講師とやりとりしながら買い物やホームステイ先での会話などを仮想空間上で練習し、実際の留学期間の充実を狙うものとなる。

 メタバース留学の体験は、海外留学プログラムがある埼玉県の浦和学院高等学校の生徒で、オーストラリア留学が決まっている国際類型グローバルコースの2年生の12名が実施した。

 メタバースで現地の生活で想定されるシチュエーションを再現、ファストフード店を模した空間では現地のフィリピン人講師がスタッフ役、生徒が来店客役となって対話を行なった。ハンバーガーの種類だけでなくトッピングなども選び、通常のオンライン英会話と比べて「英語を使って実践的なコミュニケーションをとっている」意識が強く感じられたという。

メタバース上で再現されたファストフード店
オンライン学習中の様子

 また、スーパーでの買い物、ホームステイ先での会話、空港でのチェックインなども実施、店では商品が並ぶ棚やレジ、空港では空港職員の映像が映し出されるので能動的な英会話学習が期待できるという。

 CURIOUS WORLDはメタバース留学について「聴覚や視覚が刺激され、さらには学習最中のボディランゲージも活発になる様子が見受けられた」とし、アクティブラーニング効果の高まりも指摘している。