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イトーキと静岡聖光学院、メタバースを活用した実証研究が文科省の推進事業に採択

イトーキと静岡聖光学院によるメタバースを活用したプロジェクト

株式会社イトーキと学校法人静岡聖光学院によるメタバースを用いたプロジェクトが、文部科学省「令和4年度 次世代の学校・教育現場を見据えた先端技術・教育データの利活用推進事業」に採択された。

対象となるのは、メタバースを用いた仮想空間と現実空間の学習環境のデザインと、教育カリキュラムの構築のプロジェクト。デジタルを活用した探求力/表現力/コミュニケーション力の醸成を目的とした実証研究で、「研究発表会」「国際交流会」の2つのテーマがある。

「研究発表会」は、物理的な制約や距離・コストに囚われず、自由に表現した成果物の発表を行なうもの。メタバース空間を生徒自身がデザインし、動的な表現や通常教室に持ち込めないものを持ち込むなど、現実では表現が難しい方法も含めて生徒が自由に表現を行なえる環境を構築する。

「国際交流会」は、アバターの身振り手振りを交えつつ対面以上に気がるに英会話を行なうもの。日本と海外の生徒が同じメタバース空間に入り、ヘッドマウントディスプレイの機能を使って身振り手振りや相手との距離感を感じられる対話環境を構築する。

研究発表会で生徒が構築した空間

「令和4年度 次世代の学校・教育現場を見据えた先端技術・教育データの利活用推進事業」は、「GIGAスクール構想」による「1人1台端末」の活用が進む中、目指すべき次世代の学校・教育現場等を見据えた上で、教育の質の向上を図るとともに、新たな政策課題に対応するため、教育現場で活用し得る先端技術や教育データを効果的に利活用するための実証等を行なう事業。