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パーソルキャリア、職業体験活動の学びを深める「職業体験前後プログラム」を開始

 パーソルキャリア株式会社は、主に中学生向けに、職業体験活動の学びを深める「職業体験前後プログラム」の提供を開始した。すでに「小学校・中学校向け “はたらく”を考えるワークショップ」にある職業体験前後プログラムをもとにしたものとなり、ワークショップとしてこのプログラムを提供する。

 パーソルキャリアが提供する「小学校・中学校向け “はたらく”を考えるワークショップ」では、実施前の動機づけワークと、実施後の振り返りワークをセットで行うことで、その日限りの非日常的な体験活動ではなく、体験で得た学びを定着させることに効果を発揮しているという。

職業体験を振り返る

 今回提供の「職業体験前後プログラム」では「小学校・中学校向け “はたらく”を考えるワークショップ」で前後に行うワークをもとに開発、すでに多くの学校で実施している職業体験の前後で実施しやすいものにしたという。

 具体的には、体験前に体験の目的を考え、当日に触れ合う大人たちに対して質問をする力を身につける。体験後には、振り返りを行って体験学習で得たことを言語化、さらに実生活に紐づけることまで行うという。そして、職業体験をきっかけに自らの意思で人生を選択する力をはぐくむとしている。

 今回の提供の背景としては、学校において職業体験を行う際、受け入れ先の打診と依頼、マナーの意識付けなどに多くの時間を割き「職業体験は生徒を体験先に送ることで精一杯」という声があったため。このプログラムによって、ビジネスパーソンとして必要な社会人基礎力を職業体験から見つけるきっかけになることを期待しているという。

 なお、「職業体験前後プログラム」は中学1年~3年が対象だが、小学校で実施を検討する場合は相談をしてほしいとしている。

「小学校・中学校向け “はたらく”を考えるワークショップ」としてプログラムを提供する