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「コロナ禍のキャリア教育に悪影響があった」、80%以上の中学校が回答

株式会社エナジードが108校に調査

キャリア教育教材や法人向け人材育成サービスの株式会社エナジードは、全国の中学校108校のキャリア教育の担当主任を対象に、コロナ禍に関して調査した結果のレポートを発表した。

「職場体験や職業講話を含むキャリア教育の授業に、コロナの影響はあったと感じますか」との質問に対しては、「とても影響があった」「影響があった」の回答が89.7%。「やや影響があった」を含めると97.2%が影響を及ぼしたと回答した。

影響を及ぼしたと答えたうち、「影響は「総じて」良い影響でしたか、悪い影響でしたか」との質問に対しては、「やや悪い影響」「悪い影響」の回答が82.7%だった。大きな要因は「学校と学外の関わり方の変化」だという。

新型コロナの影響でキャリア教育の授内容について62%が「既に変更した・変更内容が決定済み」と回答した。その一方で、28.7%が「変更予定だが内容は未定・変更するか検討中」と回答。エナジードでは「2年経った今も現場には混乱が残っているようです」と分析している。

また、既に変更した学校のうち、現在も工夫を重ねて職場体験・職業講話・職業調べを実施しているところが合計で79.1%だった。

その他、8つの設問に対する回答データや、各校の具体的な対応事例などをまとめたレポート資料が、専用のダウンロードページから請求できる。

【調査概要】
・調査件名:コロナ禍で変化するキャリア教育の実態調査
・調査対象:全国の公立・私立中学校 総合的な学習の時間 ご担当主任
・有効回答:108校
・調査期間:2022年2月8日〜2月16日