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総合探究の「これから」を語るオンラインサミット、12月13日開催

先進的な2校の事例を通して探究の授業について考える

オンラインサミット『偏差値時代の終焉、探究学習の「これから」を語る』

 株式会社エナジードは、総合探究担当の先生と管理職の先生限定としたオンラインサミット『偏差値時代の終焉、探究学習の「これから」を語る』を12月13日(火)16時30分より開催する。参加費は無料だが申込みが必要。定員は300名。

 今回のオンラインサミット開催の背景として、大学入試ではAO入試が「総合型選抜入試試験」へと名称変更されるなかで、各高校では「探究コース」のような探究学習を推進するコースを新設するなどの対策が行なわれている。

そのようななかで総合型選抜試験の対策について全国78校に調査を実施したところ、対策は進むものの、「情報発信や横のつながりが少なく、探究のノウハウをキャッチアップするのが大変」「23年度以降のカリキュラムを検討しているが、手探りの状態」という声があるという。

各学校の総合学習についての対策状況

 そこで、エナジードでは探究学習やキャリア教育について情報発信をしていることから、関係者限定のイベントの開催に至った。

 イベントでは先進的な実践を行なう2校から取り組みを紹介。探究学習とは何のためにあるのか、理想的な探究学習を実現するための変革を推進していくには何が必要なのか、実際の取組みや体験をもとに話をする。

 3部形式で行われ、第一部が常翔学園中学高等学校 校長 田代浩和氏が「探究学習を通して、進学校から教育先進校へ ー常翔学園の取り組みと今後の展望ー」と題し、常翔学園の教育改革について話をする。

 第二部は横浜創英中学・高等学校校長補佐、新渡戸文化学園ラーニングディレクターの山本崇雄氏。「これからの社会を創っていく“当事者”を育てる探究学習」として、探究を実践して見た山本氏の見解を伝えるものとなる。

 さらに第三部として、エナジード 取締役COOの下永田真人氏を加えた3名でパネルディスカッション「これからの探究を考える」を実施する。

常翔学園中学高等学校 校長 田代浩和氏
横浜創英中学・高等学校校長補佐、新渡戸文化学園ラーニングディレクターの山本崇雄氏
エナジード 取締役COOの下永田真人氏

 イベントは12月13日の16時45分から18時までで、配信はZoomのウェビナー形式で行なわれる。なお、限定イベントのため、総合探究担当の先生、管理職の先生以外の申込みは断ることもあるとしている。