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7文字で「伝わる」を考察、学校向け授業プログラムを無償公開

言葉を削る体験を通じて「伝わるとは何か」を考える授業プログラム「7文字の授業」を無償公開(出典:株式会社piu、以下同じく)

株式会社piuは、小学校高学年の児童と中学と高校の生徒を対象として、7文字に言葉を削りながら伝え方を考える授業プログラム「7文字の授業」を2026年10月3日(土)に無償公開すると発表した。

「7文字の授業」は、1回のメッセージを7文字までしか送れないメッセージアプリ「tsuu」の考え方をもとにした50分の授業プログラムである。小学校高学年向けと中学校・高校向けの2種類を用意し、発問の台本、板書計画、印刷用ワークシート、記入例、児童生徒がつまずいた場合の対応などをまとめている。

同プログラムでは、短く伝える技術を教えるのではなく、限られた文字数の中で何を残すかを考える体験を通して、相手に伝わる言葉とは何かを考えることを目的としている。端末やアプリは不要で、紙だけでも実施できる。授業案は、校内研修や研究授業での利用のほか、学級の実態に合わせた改変も可能だ。

同社によると、メッセージアプリ「tsuu」の開発を通じ、「文字数が限られると、人は送る前に相手のことを考えるようになる」というケースがあり、その時間を教室の中でもつくってみたいと考えたという。

プログラムの1つが「一斉けずり」である。教員が黒板に書いた長い文章について、全員が同時に7文字まで削る。同じ文章からどの言葉を残すかを比べ、その理由を話し合うことで、自分がどの言葉を大切にしたのかを振り返る。

教員が長い文章を黒板に板書
クラス全員で7文字まで文字を削る
残した7文字から自分が大切にした言葉を振り返る

中学や高校向けの授業案には、お題の場面を7文字だけで書き、隣の人がどのお題かを当てる「七文字で、どこまで届くか。」を用意。クラス全体の結果を集め、正答率も手がかりに、どの程度伝わったか、なぜ伝わったのかを考える課題だ。

お題の場面を7文字だけで書き、隣の人がどのお題かを当てる「七文字で、どこまで届くか。」

教材では、うまく7文字にまとめたかではなく、迷ったり、消したり、書き直したりする過程を重視。書くのが苦手な子供も、自分のペースで参加可能で「説明しない方が深く伝わることがある?」「言葉が短いと、読む人が自分の気持ちを加える?」「当たらない言葉の方が心に残る?」といった問いが生まれるという。

最初の問いと問いの変容

また、同社は2026年11月7日(土)の10時から12時まで、オンライン講座「七文字で、どこまで届くか。|授業をまるごと体験する2時間」をZoomで開催する。参加者は、生徒の立場で「七文字で、どこまで届くか。」のプログラムを体験後、授業の進め方や、つまずきやすい場面への対応を学ぶことが可能だ。

対象は小学校・中学校・高校の教員をはじめ、教育関係者・学童・塾・保護者・企業の研修担当者など。参加費は無料で、定員は先着30名。申込締切は、2026年10月31日(土)までとなっている。

授業案の利用申込は専用フォームで受付中だ。なお、授業を実施した利用者には、教材の改善や今後の教育現場での活用に向けたアンケートへの協力を求めている。