ニュース

横浜市立学校の「問いから始まる学び」が絵本に、Yomokka!で公開

株式会社ポプラ社が、読み放題型電子図書館「Yomokka!」に、横浜市立学校での日々の学びから生まれた絵本『のんちゃんとひみつのたね』を掲載(出典:株式会社ポプラ社、以下同じく)

株式会社ポプラ社は、小中学校向け教育ICTプラットフォーム「MottoSokka!」で提供する読み放題型電子図書館「Yomokka!」に、横浜市の学校での日々の学びから生まれた絵本『のんちゃんとひみつのたね』を掲載した。

『のんちゃんとひみつのたね』は、横浜市教育委員会の共創パートナーであるポプラ社の提案により制作された絵本で、企画・原案を山本朝彦氏、絵をすずきたかはる氏が担当している。

主人公は小学1年生ののんちゃんだ。「せいかつ」の授業で好きな植物の種を育てることになり、のんちゃんの植木鉢から生えた葉を見た周囲の児童は「これ、ざっ草じゃない?」などと言う。その言葉に悲しむのんちゃんだったが、のんちゃんが育てていたのは、とても不思議な性質を持つ植物だった……。

同書には、学校の日常にある小さな感動を描き出すことで、家庭や地域にも「子供たちの成長を見守る輪が広がるように」という願いが込められているという。また、「発見することの面白さ」や「それを誰かと分かち合うことの楽しさ」を子供たち自身が感じ、学びへの興味や未来への好奇心が広がることをテーマとした。

ポプラ社の平瀬律哉氏によると、制作のきっかけは、学校生活や学びの中に、子供たちの成長を実感できる喜びがあり、そうした喜びや教職員という仕事の魅力を伝え、未来の教職員のなり手を増やしていきたいという横浜市教育委員会の想いがあったという。ポプラ社は、その想いを絵本として形にすることを提案した。

横浜市教育委員会の丹羽正昇氏は、横浜市立学校で育まれている「問いから始まる学び」を表した作品と説明。「『学校は答えを得る場所ではなく、未来を描く力を育む場所』というメッセージが、子供たちにそっと届くことを願っている」とコメントしている。

Yomokka!は、子供向けの「読み放題型電子図書館」で、電子書籍を読むだけでなく、さまざまな本と出会うための機能も備える。参画出版社の電子書籍に加え、契約自治体が制作した副読本や地域の郷土資料、独自コンテンツの掲載が可能だ。掲載した資料は、Yomokka!を利用する全国のユーザーが読むことができる。

「いつでも、どこでも、好きなだけ!」をコンセプトにした、子供のための読み放題型電子図書館「Yomokka!」

横浜市では、2024年7月に市内の過大規模校など9校でYomokka!を1年間試行導入した。試行校で読書量が増えたことや、児童・教職員・保護者から寄せられた感想などを踏まえ、2025年7月からすべての横浜市立小学校、義務教育学校、特別支援学校に導入している。