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西大和学園高校でGemini研修を実施、アンドドットがDXハイスクール校を支援

アンドドット株式会社が、学校法人西大和学園 西大和学園高等学校で「AI活用と自分で考えることのバランス」をテーマとしたワークショップを実施(出典:アンドドット株式会社、以下同じく)

アンドドット株式会社は、学校法人西大和学園 西大和学園高等学校(奈良県河合町)で、高校1年生約250名を対象に、Google Geminiを操作しながら生成AIの活用方法や注意点を学ぶワークショップを2026年8月21日に実施した。

西大和学園高校は、文部科学省が実施する高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)に2026年度から採択された。同校は初年度の事業予算について、設備などのハード面よりも、研修や教育といったソフト面に重点を置く方針を掲げている。

今回のワークショップでは、生成AIを使った経験が豊富な生徒から未経験の生徒までが同じ学年にいることを踏まえ、基礎を中心とした内容を設定。アンドドットは、自治体300以上・企業350法人以上への生成AI活用支援に加え、東京大学・東海大学・立命館大学・成城大学などで研修・講義を実施してきた実績からワークショップを実施した。

プログラムは、アンドドットの教育フレームワーク「AIスキルピラミッド」(AIリテラシー/AIクリエイティビティ/AIプロンプトデザイン/テクニカルスキル)のうち、基礎となる3層を土台としつつ、150分を4つのパートに分けて構成。体験と講義パートを交互に組み合わせ、生徒が自分の端末を操作しながら理解を深められるようにしている。

AIを自在に「使いこなす」ための基礎知識を体系化した「AIスキルピラミッド」をもとにプログラムを構成

前半では、同じ内容でも質問の仕方によってAIの回答が変わることを確かめたほか、約1000字の文章を3行に要約し、「主張」「根拠」「反対意見」「残った疑問」に整理する演習を実施。英語に翻訳した文章を別の会話で日本語に戻し、内容のずれを確認する逆翻訳も紹介した。

探究学習を想定した演習では、条件を伝えずにAIへ質問した場合と、自分の興味や得意教科、使える時間などを伝えた場合で回答を比較した。AIに質問するときに、目的や条件を具体的に伝えることによる違いを体験する内容となっている。

中盤では、AIによる仕事の自動化の状況や、AIが事実と異なる内容をもっともらしく答える仕組みを解説。実際に報道された事例も取り上げ、生成AIの利用時に起こり得る問題を説明したほか、著作権や肖像権などの法律についても紹介している。

ワークショップの様子

後半では、生活や学習における生成AIの使い方を紹介。宿題や勉強で答えそのものを聞くのではなく、わからない部分の説明や解き方の方針を尋ねる方法を解説している。生徒たちは、写真に撮った花の名前をAIに質問し、別の方法でも確認する演習を通して、AIの回答をそのまま受け取らず確かめることも学んだ。

生徒は、「AIはなぜ、正しくない内容でも自信満々に答えてしまうのか」「AIはなぜ人の意見に合わせてしまうことがあるのか」「仕事でAIを使うときに気を付けるべき法律上のポイントは何か」などを登壇者に質問。アンドドットは、寄せられた質問の一つひとつについて、丁寧に説明を添えて回答している。

アンドドットでは、生成AIが急速に普及する中、「使いこなす力」と「自分で考える力」をどう両立させるかが、多くの教育現場に共通する課題になりつつあると指摘。今回のワークショップは、その1つの実践例だとしている。アンドドットは、生徒・学生一人ひとりが生成AIを正しく安全に使いこなせる力を育む取り組みを通じて、教育現場における生成AI活用の推進に貢献する考えだ。