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AIで「子供に合う教材」を形に、特別支援教員向け無料講座を仙台・東京・宮崎で開催

NPO法人eboardが、主に特別支援の教員を対象とした無料のAIワークショップを仙台・東京・宮崎で開催(出典:NPO法人eboard、以下同じく)

NPO法人eboardは、2026年10月から12月にかけて、仙台・東京・宮崎の3会場で、「生成AIで“学びにくさ”に寄り添うデジタル教材作成:特別支援の先生のための、はじめてのAIワークショップ」を開催すると発表した。

同ワークショップは、セールスフォース・ジャパンの支援のもと無料で実施。生成AIを初めて使う参加者でも、基本的なパソコン操作ができれば教材づくりを体験できる内容としている。

特別支援学級や特別支援学校、通級指導、放課後等デイサービスでは、子供の特性や学習上のつまずきに合わせて教材を工夫する場面がある。今回のワークショップでは、「学習の段階を細かくスモールステップに分ける」「視覚的なヒントを足す」など、生成AI(Gemini)を使って子供に応じたわかりやすい教材を作成する。

2026年8月に実施したオンラインワークショップには50名以上が参加した。教員は、時間の見通しを持つことが苦手な児童向けのカウントダウンアプリ、似た形の文字を見分けるゲーム、料金の支払いに必要なコインの種類や数を考えるゲームなどを制作。教員からは、「AI初心者だったが、ワークショップ時間内に実際のアプリを作成できた」「ほかの先生の工夫やアイデアに大きな刺激を受けた」といった声が寄せられている。

生成AIを利用したデジタル教材の作成例

当日は、学校現場で生成AIを使う際のポイントを学んだ後、学びにくさを抱える子供に合わせた教材を実際に作成する。さらに、他校の特別支援の教員がどのような課題意識や工夫をもって教材を作成しているかを共有する予定だ。

参加条件として、文字入力やコピーと貼り付けなどの基本的なパソコン操作ができることや、キーボード付きでインターネットに接続できるパソコンの持参が挙げられている。

さらに、Geminiを使用できるGoogleアカウントの事前準備が必要。学校・自治体から支給されているアカウントでは、セキュリティ制限により生成AIにアクセスできない場合があるため、事前にアクセス可能か確認し、アクセスができない場合は個人用のGoogleアカウントを取得する必要がある。

eboardは、2027年にかけて別の4都市でも同ワークショップを開催する予定だ。また、生成AIを活用してデジタル教材を作成・共有できる「たすけAIライブラリ(仮称)」の開発を進めており、子供たち一人ひとりの特性や学びやすさに合わせた教材作成を可能にすることを目指している。