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名古屋市、富士ソフトの教育メタバースで不登校支援を本格化
2026年7月2日 13:30
富士ソフト株式会社は、同社の教育メタバース「FAMcampus」を活用した名古屋市の不登校児童生徒支援事業が、2026年9月から本格運用を開始すると発表した。
同事業は、2024年度から開始した実証を経て本格運用に移るもので、2029年3月まで継続予定だ。名古屋市立小学校と中学校の不登校児童生徒に、オンラインで学習や交流ができる安心できる居場所を提供し、社会的自立を支援する。
文部科学省の調査によると、2024年度の小中学校における不登校児童生徒数は35万3,970人となっている。名古屋市では、2024年度の小中学校の不登校児童生徒数が6,208人にのぼる。特に、外出が難しい児童生徒や、人との関係に不安がある児童生徒にどう支援を届けるかが課題になっているという。
名古屋市は、不登校児童生徒の多様な学びを保障する支援方策「Nagoya HEART Plan」を2024年3月に策定。その一環として、教育用メタバースを使う実証事業「Nagoya Compass Campus」を開始している。富士ソフトは同事業において、メタバース空間・カリキュラム・講師・不登校支援専門員を統合した「不登校支援パッケージ」を提供してきた。
2年間の実証では、児童生徒と保護者の双方から継続利用につながる反応があったという。子供たちが安心して参加し、学習や交流を行える「新しい居場所の選択肢」として定着してきたことから、2026年度から本格運用を始める。
本格運用では、最大500人の児童生徒が使えるIDを提供。運営は週5日体制で、授業日が週3日、自習日が週2日となる。不定期で開催していた、リアルな現場と中継をつなぐ地域学習型のオンライン授業は、年3回の定期開催に拡充する予定だ。これにより、外出が難しい児童生徒にも、地域への理解や外の世界への関心を広げる機会を提供する。
Nagoya Compass Campusでは、主要5教科を中心としたオンライン学習授業のほか、児童生徒の興味や関心に応じた特別授業、オンライン学習システムを使った自習を実施。授業の成果物や、夏休みの思い出写真を掲示する展示会も開催予定だ。
名古屋市教育委員会は、「教育用メタバースは、家庭にいながら他者と交流できる場であるとともに、自分のペースで学ぶことができる居場所として機能しており、利用する児童生徒にとって有効な支援の1つとなっている」とコメントしている。























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