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高校授業料無償化で「私立も選択肢に入れたい」へ変化、湘南ゼミナール調べ

高校授業料無償化について「詳細は知らない」の割合が74.4%に(出典:株式会社スプリックス、以下同じく)

 スプリックスグループの株式会社湘南ゼミナールは、「高校無償化に関する意識調査」の結果を2026年1月26日に発表した。

 同調査は、2025年12月23日から12月25日までマクロミルに委託して実施。インターネット上で小中学生の子供を持つ保護者に対して調査を実施し、516名から有効回答を得ている。

 調査では、「高等学校等就学支援金制度(高校授業料無償化)」について「詳細は知らない」と回答した割合が74.4%となった。進学先の希望については「国公立高校」が66.9%と最多となり、私立高校を選ばない理由の1位は「国公立に比べて学費がかかるから」と75.9%が答えた。

希望する進学先種別とその理由

 国公立高校を志望していた保護者に対し、高校授業料無償化の具体的な説明をしたところ、48%が高校選びに対する考え方が変わり、そのうちの96%が「私立高校も選択肢に入れたい」と意識を変化させ、国公立志望の45.5%は「私立高校も選択肢に入れたい」へと変化した。

高校授業料無償化の説明後における高校選びの考え方/進学先への考え方の変化

 さらに、私立高校が選択肢に入った理由の1位が「授業料負担が軽くなるから」となり、私立高校を選ばない理由のトップが授業料負担となっていことからも高校授業料無償化による希望の変化が大きいことが示されている。

私立高校も選択肢に入った理由

 また、制度の説明を受けた上でも私立高が志望先に入らない理由として、約7割の保護者が「授業料以外の費用がかかるから」と回答している。このことから、無償化対象外の入学金や修学旅行費、施設整備費等の諸費用負担が懸念点として残っていることが明らかになった。

高校授業料無償化の説明後でも私立高校が志望先にならない理由

自由回答では、「近隣にレベルの高い都立高校がいくつかあることから公立を検討してはいるが、やりたいことができる環境が私立にしかない場合は、むろん私立を検討するので助かるとは思う」「スポーツ推薦で私立高校に行くので、無償化制度はとてもありがたい。選択肢が広がると思う」という声のほか、「結果的に高校全体のレベルが低下して自分の子供に影響しないか心配」「受験のハードルが下がることで、倍率が高くなると思う」といった声が寄せられている。

【調査概要】
調査名:高校無償化に関する意識調査
調査委託先:マクロミル
調査対象:中学生・小学生の子供を持つ保護者
調査方法:インターネットリサーチ
調査期間:2025年12月23日~2025年12月25日
有効回答数:516名