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日本式の教育改善モデルを展開、スプリックスと広島大学がエジプト教育省と協力覚書を締結

株式会社スプリックスとエジプト・アラブ共和国の教育・技術教育省、国立大学法人広島大学が、三者協力体制の構築に関する協力覚書を締結

株式会社スプリックスは、エジプト・アラブ共和国の教育・技術教育省および国立大学法人広島大学と、ICT・AI・プログラミング教育に関する三者の協力覚書(MOU)を2025年10月27日に締結した。

本協定は、エジプト全土の高等学校で導入が進む日本式カリキュラムと、その成果を測る学力検定「TOFAS(Test of Fundamental Academic Skills):国際基礎学力検定」の学術的信頼性を向上させることを目的としている。

2025年8月に横浜で開催されたTICADにおいて、スプリックスとエジプト教育省の間でMOUが交わされ、その後、エジプトの高校生を対象に日本式ICT・AI教育を開始。生徒の学習成果を客観的に評価するため、各学期末にTOFASを実施してTOFASの学術的妥当性を検証・評価する。

また、今回の新たな協定により、広島大学がTOFASの学術的監修を行い、TOFAS認定証にエジプト教育省・広島大学・スプリックスのロゴが記載されることが決まった。これにより、TOFASの学術的な妥当性やカリキュラムの評価が明確化され、エジプト国内での教育信頼度と社会的評価の向上が期待できるという。TOFASは50カ国以上で実施され、受験者数は1,200万人を超えている。

スプリックスは、「教育で人生を新しく。」という理念のもと、TOFASの普及を通じて中東やアフリカをはじめとする地域で持続可能な教育支援を展開する方針だ。