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愛知県の小学校が「ヨンデミー」を導入、1カ月で児童の読書量が全国平均の2倍以上に
2025年9月18日 14:00
読書週間を身に付けるオンラインの習い事「ヨンデミー」を運営する株式会社Yondemyは、愛知県豊橋市立津田小学校で読書量が1カ月で2倍以上に増えたとする実証実験結果を2025年9月17日に発表した。
この実証実験は、全校児童の約4割が家庭での読書時間がゼロだったという愛知県豊橋市立津田小学校で行ったもの。2025年6月から昼の10分間の読書タイムを実施、家庭でヨンデミーを活用する実証実験を開始し、1カ月経過した2025年7月の調査では、読書量が全国平均の推定約2倍以上に達したという。
学校の図書室の貸出冊数は前年比の2.4倍になったほか、先行導入した1年生では2.8倍になった。読了冊数は全国平均の1.5倍に達し、特に1年生は全国平均の推定約2倍にあたる月平均59.2冊を読了した。
また、読書習慣がない児童の41%が全国平均以上の冊数を読了したほか、タブレットを持ち帰って家庭で読書感想記録を行った児童は32%に達し、家庭での主体的な読書習慣の形成にも効果があったとしている。
さらに、友達同士で本を勧め合うことや、新たなジャンルの本を読むことに挑戦していること、「落ち着きがなかった児童が本を読むようになって落ち着いてきた」というコメントが教頭先生から寄せられたほか、日本語を母国語としない児童が2カ月で100冊を読了するなどの事例もあったという。