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教室を空間コンピューティングで再現、MESONが「SMART CAMPUS tour」を制作

バーチャルショールーム「SMART CAMPUS tour」

 株式会社MESONは、7月9日から11日にかけてイトーキ本社で開催された「第4回 教育フェア」において、バーチャルショールーム「SMART CAMPUS tour」を制作したと発表した。来場者は空間コンピューティング技術を活用して、教室全体を俯瞰(ふかん)するような視点と、教室内にいるかのような没入感のある視点の両方を体験できた。

 「SMART CAMPUS tour」はMESONが提供する空間プレゼンテーションツール「Immersive Pitch」を基盤として制作したもので、イトーキが提案する「ハイフレックス型グループ学習教室」の空間をリアルな没入感で再現した。

講義・テスト、グループワーク、プレゼンテーションの各スタイルで教室を俯瞰(ふかん)
来場者がその場にいるような視点で教室を確認

 来場者はVRゴーグルを装着して、什器のレイアウトや動線、使用シーンまでを直感的に把握できる内容になり、教室内の什器を実寸で確認でき、レイアウト変更による動線や印象の違いを体感するなどの効果があった。

VRゴーグルを装着して確認する体験者

 このため、従来のようにカタログ・CGパース・模型などでは伝えきれなかった空間のスケール感やレイアウトの工夫を伝えることが可能となり、来場者からも「イメージがよく理解できた」「提案の際にこのコンテンツを実施してほしい」などの反応があったとしている。

 MESONでは、教育業界だけなく内装・家具業界における営業活動のDXを後押しする展示となったことから、実物を持ち込めない商材の提案や、設計段階での合意形成、ショールーム内のXRコンテンツなどの活用も期待しているという。

MESONが提供する空間プレゼンテーションツール「Immersive Pitch」