ニュース

『桃鉄 教育版』導入校が12,300校を突破――自分だけの駅をつくれる「マイ桃鉄」機能を追加

株式会社コナミデジタルエンタテインメントが、学校教育機関向けに提供している『桃太郎電鉄 教育版Lite ~日本っておもしろい!~のID発行数を発表

株式会社コナミデジタルエンタテインメントは、『桃太郎電鉄 教育版Lite ~日本っておもしろい!~』のID発行数が12,300を超えたと2025年3月26日に発表した。

『桃鉄 教育版』は、2023年から学校教育機関へ無償提供されているデジタル教材で、ノートPCやタブレットで利用できるブラウザ版のゲームとなっている。「日本全国を巡って物件を買い集め、資産額日本一を目指す」ゲーム性を生かし、日本全国の地理や産業を学ぶことが可能だ。

12,300のID発行数のうち、小学校からの申し込みは6,800校を超えており、全国のおよそ35%に相当するという。同社は多くの要望に応える形で、2025年4月10日(木)からフリースクールやオルタナティブスクール、インターナショナルスクールなどにも『桃鉄 教育版』の提供を開始する。

さらに、2025年4月1日(火)から、任意のマスを物件駅として自由に編集できる「マイ桃鉄」機能を追加する。自分たちで調べた町の魅力を、観光名所や会社、工場、農産・水産などをさまざまな物件として『桃鉄 教育版』の中で表現することで、学びの結果をクラスメイトたちと共有することが可能になり、授業を通じて、楽しみながら地元やそのほかの地域を知ることができる。

任意のマスを物件駅として自由に編集できる「マイ桃鉄」機能を追加

3月23日に東京大学で開催されたイベント「エデュテイメント祭り! at 東京大学」では、同教材の開発に関わった正頭英和氏や、シリーズプロデューサーの岡村憲明氏が登壇。導入事例や今後の展望について語った。教員の川村祐輝氏と青木洸司氏は、「マイ桃鉄」を使った授業実践の成果を紹介した。

「マイ桃鉄」を使った授業実践の成果を紹介

コナミデジタルエンタテインメントは、教育現場からの意見を参考にしながら同作の改善を重ね、教育(Education)と娯楽(Entertainment)を組み合わせた「エデュテイメント」の定着に取り組むとしている。