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お題を入力するだけ!AIがルーブリック評価基準と採点を自動生成、learningBOX

learningBOX株式会社が、eラーニングシステム「learningBOX」でルーブリック評価基準をAIで自動生成し、採点まで行う新機能を2024年12月11日(水)にリリース

learningBOX株式会社は、eラーニングシステム「learningBOX」に、AIを活用したルーブリック評価基準の自動生成機能を2024年12月11日(水)にリリースすると発表した。同機能は、教育現場で重視される「ルーブリック評価」をより効率的に行うためのもので、教員の業務負担を大幅に軽減することを目指している。

ルーブリック評価は、学習者の学びの達成度を評価する際に利用され、評価基準を一覧化した表で学習者の成績を明確に判定可能だ。特に、プレゼンテーションやレポート課題などの評価に利用され、公正で一貫した基準となるため、アクティブ・ラーニングの広がりとともに注目が高まっている。ただし、評価基準の作成や採点には多大な労力が必要で、教員の負担増加が課題となっていた。

同社が追加する新機能では、評価を行う際の「お題」を入力するだけで、AIが自動的に適切なルーブリック評価基準を生成する。また、自動で採点を行うことも可能で、評価作業にかかる時間や労力を大幅に削減可能だ。AIの自動採点後に評価を進められるため、評価基準のばらつきが減り、公平な評価を実現できるという。

●learningBOX AIでルーブリック生成

また、管理者が学習者一人ひとりの学習進ちょくを管理しやすくなり、学習者が自身の成績を一元管理可能なため、アクティブ・ラーニングを促進できる。

さらに、ルーブリック評価の自動生成機能の実装により、学習者が得た学習成果をデジタル証明する「オープンバッジ」との連携が進むことが期待されている。学習者がeラーニングシステム「learningBOX」で得た学習・受験データをCSV形式のファイルに出力し、オープンバッジ発行プラットフォームに登録することで、オープンバッジを簡単に発行することが可能だ。

同社によると、現在日本国内でAIを活用したルーブリック評価の自動生成機能を有するeラーニングシステムはほとんどなく、教育現場のみならず、企業研修の分野にも応用可能な先進的な取り組みであることを強調している。