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learningBOX、「観点別評価」など通信制高校向けの新機能を3月末に追加

「learningBOX」に通信制高校向けの新機能「観点別評価」・「採点フロー」を追加

learningBOX株式会社は、2024年3月末に実施予定のバージョンアップにおいて、eラーニングシステム「learningBOX」に、通信制高校向けの新たな機能として「観点別評価」・「採点フロー」を追加することを発表した。

2023年12月20日に文部科学省が公表した「学校基本調査 2023年度(令和5年度)確定値」によると、通信制高校の生徒数は26万4,974人。前年に比べて11.1%増と、過去最高になっている。(2023年5月1日時点)。また、コロナ禍以降、通信制への認知が広がり、全国各地で通信制高校の新規開校やキャンパスの新設が増えているほか、全日制を設置している高校が通信課程を併設する事例も増えている。

learningBOXでは、生徒数の増加に伴い学校運営や管理業務が煩雑化する問題に注目し、教育DXを推進。カリキュラムや学習のあり方に加え、教職員の業務や組織、プロセスを革新し、時代に対応した教育を確立することが求められているとして、通信制高校向けに機能拡充を行うこととなった。

「観点別評価」は、2022年度からの学習指導要領改訂に伴う3観点「知能・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」での評価を、システム上で実現するための機能。

3観点ごとの得点率などを初期設定することで、システム上での観点別評価が可能となり、Excelでの入力や管理の必要がなくなる。さらに、校務支援システムとAPI連携することで、日々の入力作業を自動化することができる。

learningBOX「観点別評価」に関する管理画面
「国語期末試験-2年生の成績詳細」のイメージ

「採点フロー」は、提出物の採点について、システム上で担当者の割り当てや、フローの進行状況が確認できる機能。

これまでは手動で採点担当の割り当て作業を行うことが多かったが、システム上での担当者割り当てが可能となり、フローの進行状況が一目で分かるため管理が行いやすくなる。郵送の手間も不要になり、印刷コストや郵送コスト、作業時間の節減が可能となる。

learningBOX「採点フロー」に関する管理画面
採点担当の割り当て作業をシステムで自動化できる