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コクヨのIoT文具「しゅくだいやる気ペン」を活用した発達支援の実証実験結果を発表

児童発達支援・放課後等デイサービス「MyStepジュニア」が「しゅくだいやる気ペン」を導入

児童発達支援・放課後等デイサービスの教室を運営する株式会社MyStepは、「MyStepジュニア」の学習支援サービスにおいて、コクヨ株式会社のIoT文具「しゅくだいやる気ペン」を2024年度より導入した。導入に先立ち、同社はコクヨと共同で、学習支援の実証実験を実施しており、その結果を発表している。

しゅくだいやる気ペンは、スマートフォンのアプリと連動して、子供の日々の努力を「見える化」し、学習意欲の向上を目的に開発されたコクヨ初のIoT文具。センサー付きアタッチメントを鉛筆に取り付け、勉強への取り組みに応じてたまった「やる気パワー」をスマホアプリに取り込んで見える化する。

子供たちの学習を見える化する、しゅくだいやる気ペン

両社は、発達に特性がある子供たちに対する学習支援ツールとしてのしゅくだいやる気ペンの有効性を検証する実証実験を、約半年間実施した。実証期間は、2023年9月1日から2024年3月31日で、対象はMyStepジュニア 3教室(谷六教室、都島教室、堀江教室)に通う児童102名。

実証実験では、専門家の指導の下、教室での学習態度や対話の変化、家庭での学習や親子関係の変化、指導員の活動の変化をしゅくだいやる気ペン使用前と比べ、どう変化したかをアンケートやIoTデータを用いて検証した。

しゅくだいやる気ペンを使った学習支援風景

実証実験の結果、44%の保護者が「明らかに効果があった」と回答。その効果の内容として、73%の保護者が「学習時の意欲が増した」と回答したほか、52%が「学習に取り組む時間が増えた」、30%が「家庭内でのコミュニケーションに良い変化があった」と回答。学習面にとどまらず、親子関係にも好影響をもたらすことが明らかになったという。

しゅくだいやる気ペンを使った実証実験に対する保護者のアンケート結果

今回の取り組みは、「個性を大切にしながら自分のペースで自分の人生を力強く歩んで欲しい」と願うMyStepの思いと、しゅくだいやる気ペンのミッションである「親子のコミュニケーションを促す『日々の努力を“見える化”する』こと」に加え、多様な子供たちのタイプ別の学習支援方法を追求するという社会課題解決に積極的に貢献したいとのコクヨの思いが重なり実現したという。