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「AIセラピストco-mii」がアセスメントと個別支援計画書をサポート、山形県で初導入

放課後等デイサービス向けシステム「AIセラピストco-mii(こみー)」が山形県内で初導入

株式会社ヴィリングは、同社による放課後等デイサービス向けサポートシステム「AIセラピストco-mii」が山形県内で初導入されたことを発表した。7月時点で、導入は41都道府県となる。

AIセラピストco-miiは、放課後等デイサービス・児童発達支援事業所向けのサポートシステム。児童の「アセスメント」「個別支援計画書の作成」「モニタリング」を半自動で行える。また、日々の療育メニューの提案や保護者への日報機能なども搭載している。

同システムは、福岡県を中心に障害児通所支援事業を展開している株式会社みやととヴィリングが共同開発し、2023年10月1日からサービスを提供している。

同社は、療育の現場における「子供の特性に合わせた支援ができているか不安」「保護者に療育の効果や支援内容を説明することに自信が持てない」「個別支援計画書の作成に時間がかかる」などの問題を解決するために同システムを開発したという。

同システムでできることは以下の通り。

(1)AIによる発達特性の診断
認知、感覚、社会性などの7つの分野ごとに、「はい」「いいえ」で回答する診断テストを実施。子供一人ひとりに合わせてAIが特性を分析し、診断結果を提示する。

(2)支援目標を個別支援計画書に自動反映
AI診断に合わせて支援目標を設定し、法改正後の様式に合わせた個別支援計画書に自動で反映する。

(3)診断結果に合わせて日々の療育メニューを提案
150種以上の療育メニューの中から優先して取り組むべきトレーニングを提示する。これにより、効果のある療育を日々実施できる。

(4)保護者との連絡ができる日報機能も搭載
実施した療育を保護者に報告する日報機能も搭載している。診断により一人ひとりに合わせた適切な支援が実施できるため、保護者にも根拠のある療育を自信を持って説明できる。

(5)専門的支援実施加算の取得に必要な計画書も作成可能
専門的支援実施加算の取得に必要な専門的支援実施計画書の作成にも対応している。

●AIセラピストco-mii 紹介動画