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文房具のプロが選出「文房具屋さん大賞2025」、ファン注目のアイテムを発表
2025年2月17日 17:00
株式会社ハンズは、「文房具屋さん大賞2025」の受賞アイテムを2025年2月14日に発表した。同イベントは、全国の有名文房具店13社の担当者が審査し、1年間に発売された文房具から優れた商品を選定するもので、今年で13回目の開催となる。
今回は、「大賞」をはじめ、「アイデア賞」「機能賞」「ハンズ賞」などの部門賞が発表された。大賞を受賞したのは、パイロットの蛍光ペン「キレーナ」だ。キレーナは、ペン先のチップ両端にある「キチントガイド」により、まっすぐな線が引きやすくなっている。また、速乾顔料インキを採用し、書いた部分がすぐに乾くため、手や紙を汚しにくい。
アイデア賞には、キングジムの「透明スタンプ 氷印」が選ばれた。全てのパーツが透明になっており、上から印面を確認しやすく、狙った位置にハンコをピッタリ押せる。また、インクの付き具合がわかりやすく、複数インクをアレンジしやすいのが特徴だ。
機能賞には、軽くてなめらかな書き心地が評価された三菱鉛筆の「ジェットストリーム(Lite touch ink搭載)」が受賞した。
ハンズ賞には、ソニックの「ピコトレ 暗算ドリル」が選ばれた。この製品は、学習指導要領に基づいた小学1~4年レベルの四則計算問題15,000問以上と、3種の数字ミニゲームを収録。タイムアタック機能を搭載しているため、メリハリを付けてチャレンジでき、子供の意欲を刺激するという。音声をオフにすれば図書館や電車でも遊べるほか、スマホだと動画やゲームへ脱線しがちな子供にお勧めとしている。
「書く・消す」部門では、書きためたアイデアや情報をジャンルごとに色分けして1冊にまとめるノート作りをサポートする3色一体型の連結ペン「ジョインドッツ」や、ステンレス製の固めのペン先を採用し、正しい持ち方の習得をサポートする「カクノ まどろみカラーシリーズ」が選ばれた。
また、インキがなみなみと流れるシステムと特殊なインキのクッション効果で、筆記時に生じる摩擦を極限まで軽減させ、心地よい書き心地を実現した「フローチューン」や筆記振動(ブレ)を制御して、ストレスなく集中して書ける「ブレンシステム」を搭載した「ブレンユー」などの油性ボールペンも「書く・消す」部門を受賞している。
そのほか、ボディ全体にブラスト処理を施して、落ち着きのある上質な質感とし、軽量性を兼ね備えたアルミ素材を使用することで、長く使っても疲れにくい設計としたシャープペン「クルトガ メタル 0.5mm ノクターンブラック」と、最後まで愛着を持って使いたくなる色違い2個入りの消しゴム「ピヨゴム」「ブタゴム」も「書く・消す」部門を受賞した。
一方、「収納」部門では、使いたいものをすぐに取り出しやすく、小さな子供でも簡単に片付けできるポケットファイルの「こまごまファイル」と、ペンやリップなどを差し込んだり挟みこんだりして固定し、すぐに使いたいものを奥に押しやらないペンケース「アムゴム」が受賞している。
「伝える・残す」部門では、「今日のふり返り」や「明日やること」を書き出せる日記帳「夜とカフェオレと日記帳」のほか、「朝」「昼」「夕」「夜」をイメージし、文庫本サイズの便せんと封筒がセットになったレターセット「お手紙文庫 レターセット」、水性ペンで書けるシール「シール ゆるログ」が選ばれた。
「つける・留める・切る」部門では、キャップが付属し、ロック機能付きで刃先を丸くした「キャップ一体こどもハサミ」のほか、封筒やクラフトテープ留めの段ボールなどの開封・開梱が1つでできる新型オープナー「2WAYオープナー アケルキー」が受賞している。
ハンズでは、全国の店舗とオンラインストアで受賞商品を特集し、3月1日からは「文具祭り」も開催予定だ。最新の文房具を実際に手に取ることができる機会として、文房具ファン注目のイベントとしている。
※価格はすべて税込。商品内容や価格などは、2月14日時点での情報