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スノーボード技術を応用、3Dトリックが可能な「ニンジャ定規」が登場

モンスタークリフ株式会社が、スノーボード業界で培った開発技術を文房具に応用した、「ニンジャ定規」を発売

長野県白馬村に拠点を置くモンスタークリフ株式会社は、ジャンプする定規「ニンジャ定規」の発売を開始した。スノーボードの開発思想を応用したこの製品は、机上での「定規バトル」用に設計している。

定規バトルとは、「ジョウバト」「定戦」「定規戦争」などとも呼ばれ、小学校の休み時間などに楽しまれる遊びである。2人以上でプレイし、机の上に定規を配置してペンなどで定規を弾くことで相手の定規を場外に追い出す。地域によってローカルルールが存在し、統一されたルールは存在しない。

ニンジャ定規は、スリット(溝)にペンを差し込んで弾くことで、机上を跳ねたり回転したりする3Dトリックを実現できる。裏側の滑走面にはスリット加工(ストラクチャー)を施し、摩擦を軽減。スムーズな滑走性能を実現したという。

ニンジャ定規の特徴
滑走面にスリット加工を施すことで、スムーズな滑走性能を実現

同製品の長さは15cmで、目盛りは11cm。スノーボードと同様に、シェイプ・構造・滑走面のディテールに徹底的にこだわり、曲線や角を丸くすることで安全に配慮。色はクリアとブルーの2色で、学校でも違和感のない意匠性を高めた。

定規同士の衝突や机からの落下などを想定して、素材には高強度のポリカーボネートを採用。同社は、一般的なアクリル樹脂の約40倍の強度を誇るとしている。曲面の応用やロッカー構造により、回転・跳躍を自在に演出できるほか、手裏剣のような回転技も可能。

3Dジャンプ
回転
スリットにペンをセット可能
縦移動

開発の背景には、長野県白馬村でスノーボード製品を手がけてきた同社の「遊びを追求する」という姿勢がある。同社は、スノーボード開発で培ったシェイプ設計の経験と白馬で得た知見を製品に込め、子供たちの「遊び」に新たな可能性を提供する方針だ。

同製品の価格は税込2,200円で、公式オンラインショップにて販売されている。